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恋するあっくんシリーズ

『すいーつだーりん? vol.2』




「なぁなぁ、何食べてんの?あっくんにもちょうだい」

「構わんけど飲むものおごって。コーヒーがええわ」

「えぇっ!?有料?…むむ、仕方ない。お前のためや。ちょっと待っとき。ダッシュでチョイチョイって買ってくるわ」

「表現がちょっとモヤモヤするけど、行ってこい」

「全部食べたらあかんでぇーーー……」

「走りながら叫ぶな!恥ずかしい!!!」







「ほら、買ってきたで」

「お、さんきゅ」

「さ、あっくんにもちょうだい」

「コーヒー買ってくれたしな、ほれ……」

「? どないした?あっくんの顔見つめて…なんや、照れるやん。いくら男前やからって、そんなに見つめられると…」

「ぷっ……あははっあははははははは!!!!」

「な、なんや!急に!顔赤くされるならわかるけど、笑われるのは想定外やで!」

「や、これ、お前に似てると思ったら…ぷっ…止まらんわ。あはははは!!」

「これ…って…これ、きのこの山やん。これとあっくんのどこに共通点が…」

「とぼけんでええねん。きのこのチョコの部分と土屋の頭、瓜二つやん。あかん、お腹イタイわ。くくくく…」

「な、なんやて…」

「今度からお前の事、『きのこの山』って呼ぶ事にするわ。ぷっ、あかん、土屋見るたび笑ってまうわ」

「俺、こんな頭やろか…納得いかへんな」

「ほれ、きのこの山、きのこの山食うたらええやん。美味しいで。ぷっ」

「…うん、これ、美味しいわ。チョコとビスケットのハーモニーが絶妙やね…」

「そやろ?私、これ大好きやねん」

「『これ』ってどっち!?」

「そら、お菓子のきのこの山に決まってるやん。何ゆうてんの、きのこ」

「あぁっ!!略さんといて!あっくん恥ずかしいわ!!」

「お前の仲間、美味いで」

「仲間やない~~~!!!!」



おわり

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