古代エルフと転生スライム
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『いかにも落ちそうな雰囲気…』
「大丈夫だ問題ない!
『鋼糸』で体を固定させてある」
確かに安定はしているが、見た目で心配になってくる。
目指すは――ドワルゴン。
距離は、二ヶ月ほど。
森の中を流れる、アメルド大河を越え、カナート大山脈を、最後に海路へと。
開始三時間が過ぎた。ちなみに休憩はゼロ。
そろそろ休憩した方が、と思い全員に話しかけた。
「おーい!あまり無理はしなくていいぞ!」
なぜか速度がビューンと上昇した。してしまった。
思わず悲鳴に近い声を上げ、『思念伝達』でその後、リグルにとあることを聞いた。
「リグル君。そういえば君のお兄さんは誰に名前付けてもらったの?」
「は!私など呼び捨てで構いません!
で、兄の名前ですが…通りすがりの魔族の男に付けてもらったそうです」
「ほう。魔族がゴブリンの村に来たのか?」
「はい、十年ほど前になります。
私がまだ子供の頃に村に数日滞在し、兄に見所があるからと。」
「へえ。いい兄貴だったんだろうな」
「はい!自慢の兄でした
その魔族ゲルミュッド様もいずれは自分の部下に欲しい!と仰ってくださっていたほどです」
「その時、連れて行かれたりしなかったんだな?」
「はい。兄もまだ若かったですし、何年かしてより強くなった頃にもう一度来ると仰って、旅立たれました」
「そうかそうか。今度来たら、様子が変わりまくっててびっくりするだろうな!」
「そうですね!しかし、今はリムル様に仕える身。
栄えある魔王軍とはいえ、ゲルミュッド様について行くことはできませんが」
「魔王軍…あったんだな、そんなの
てか、誘ってくれるかわからんのに自信ありげだな?」
「ええ。自信というか、確信です
兄もネームドとして進化しておりましたが、ここまでは変化しておられませんでした
明らかに進化の格が違います
“世界の言葉”など、一生聞くことはないと思っておりました」
魔王という言葉を聞いた俺は、会ってみたいな、と内心思った。
他にも種族は多数存在する。胸の内からワクワクしてきた感じがした。
一方で、ランガの方にも聞いてみた。
「ランガよ、俺ってお前の親父さんの仇ってことになるよね?その辺気にしなくていいの?」
「正直、思う所はあります
しかし、戦いにおいての勝敗は、魔物にとっての必定。
例え、どのような戦いであれ、勝てば正義と心得ております
負ければ何も残らない…。
されど、我が主は、我々を許したのみならず、真名まで授けてくだされました
感謝こそすれども、恨むようなことはありません!」
「ふむ。もしリベンジをしたいのなら、いつでも受け付けてやるよ」
「フフフ。進化してよりハッキリと認識できております
前の戦いの時、もし本気を出しておられたならば、我々は皆殺しとなっておりました
そうなっていれば、種族の悲願であった進化を行うこともなく散っていたのです
我らの忠義は、我が主、お一人のものでございます!」
俺に対し、再び尻尾を振る。
ランガ達に「成長したな」と頭を撫でてやると、さらに歓喜してくれた。
そんな話をしながら、旅を進行。
途中で休憩を挟んだりした。
「大丈夫です!我々、進化のおかげか、それほど疲れなくなっております」
「我らのことは心配なさらないでください!
我が主のように睡眠が不要な訳ではありませぬが、長時間は必要ありませぬ!
食事も頻繁に必要という訳ではなく、なくても支障はありませぬゆえ!」
リグルに続いて、ランガも答える。
十二時間も走り続けているというのに…すげぇや
二日目の終。就寝前の食事でゴブタにあとどれくらいで着くか聞いた所。
「恐らく、明日には到着できるんじゃないすか?
だいぶ山が大きく見えるんで!」
らしい。
これまた到着が早い、と感じるのは俺の気のせいか?
『尋常じゃない。転移など使用せず…凄いとは思う』
「思うのか思わないのかどっちなんだよ!」
とツッコむ。
ふと気になっていたことがあった。それは、何しにドワーフまで行ったのか。
「魔法の武器や防具は、ドワーフ族が高値で引き取ってくれるのです
とはいっても、道具類で支払ってくれるのですが、行商の者に持たせて運んでくれるので助かっていたのです
それに、村周辺の魔物には武具を使える者はおりませんし…」
なるほど。冒険者が持ってる武具を売りに行ったってことね。
是非とも、友好的な関係を築き上げていきたいものだね。
「大丈夫だ問題ない!
『鋼糸』で体を固定させてある」
確かに安定はしているが、見た目で心配になってくる。
目指すは――ドワルゴン。
距離は、二ヶ月ほど。
森の中を流れる、アメルド大河を越え、カナート大山脈を、最後に海路へと。
開始三時間が過ぎた。ちなみに休憩はゼロ。
そろそろ休憩した方が、と思い全員に話しかけた。
「おーい!あまり無理はしなくていいぞ!」
なぜか速度がビューンと上昇した。してしまった。
思わず悲鳴に近い声を上げ、『思念伝達』でその後、リグルにとあることを聞いた。
「リグル君。そういえば君のお兄さんは誰に名前付けてもらったの?」
「は!私など呼び捨てで構いません!
で、兄の名前ですが…通りすがりの魔族の男に付けてもらったそうです」
「ほう。魔族がゴブリンの村に来たのか?」
「はい、十年ほど前になります。
私がまだ子供の頃に村に数日滞在し、兄に見所があるからと。」
「へえ。いい兄貴だったんだろうな」
「はい!自慢の兄でした
その魔族ゲルミュッド様もいずれは自分の部下に欲しい!と仰ってくださっていたほどです」
「その時、連れて行かれたりしなかったんだな?」
「はい。兄もまだ若かったですし、何年かしてより強くなった頃にもう一度来ると仰って、旅立たれました」
「そうかそうか。今度来たら、様子が変わりまくっててびっくりするだろうな!」
「そうですね!しかし、今はリムル様に仕える身。
栄えある魔王軍とはいえ、ゲルミュッド様について行くことはできませんが」
「魔王軍…あったんだな、そんなの
てか、誘ってくれるかわからんのに自信ありげだな?」
「ええ。自信というか、確信です
兄もネームドとして進化しておりましたが、ここまでは変化しておられませんでした
明らかに進化の格が違います
“世界の言葉”など、一生聞くことはないと思っておりました」
魔王という言葉を聞いた俺は、会ってみたいな、と内心思った。
他にも種族は多数存在する。胸の内からワクワクしてきた感じがした。
一方で、ランガの方にも聞いてみた。
「ランガよ、俺ってお前の親父さんの仇ってことになるよね?その辺気にしなくていいの?」
「正直、思う所はあります
しかし、戦いにおいての勝敗は、魔物にとっての必定。
例え、どのような戦いであれ、勝てば正義と心得ております
負ければ何も残らない…。
されど、我が主は、我々を許したのみならず、真名まで授けてくだされました
感謝こそすれども、恨むようなことはありません!」
「ふむ。もしリベンジをしたいのなら、いつでも受け付けてやるよ」
「フフフ。進化してよりハッキリと認識できております
前の戦いの時、もし本気を出しておられたならば、我々は皆殺しとなっておりました
そうなっていれば、種族の悲願であった進化を行うこともなく散っていたのです
我らの忠義は、我が主、お一人のものでございます!」
俺に対し、再び尻尾を振る。
ランガ達に「成長したな」と頭を撫でてやると、さらに歓喜してくれた。
そんな話をしながら、旅を進行。
途中で休憩を挟んだりした。
「大丈夫です!我々、進化のおかげか、それほど疲れなくなっております」
「我らのことは心配なさらないでください!
我が主のように睡眠が不要な訳ではありませぬが、長時間は必要ありませぬ!
食事も頻繁に必要という訳ではなく、なくても支障はありませぬゆえ!」
リグルに続いて、ランガも答える。
十二時間も走り続けているというのに…すげぇや
二日目の終。就寝前の食事でゴブタにあとどれくらいで着くか聞いた所。
「恐らく、明日には到着できるんじゃないすか?
だいぶ山が大きく見えるんで!」
らしい。
これまた到着が早い、と感じるのは俺の気のせいか?
『尋常じゃない。転移など使用せず…凄いとは思う』
「思うのか思わないのかどっちなんだよ!」
とツッコむ。
ふと気になっていたことがあった。それは、何しにドワーフまで行ったのか。
「魔法の武器や防具は、ドワーフ族が高値で引き取ってくれるのです
とはいっても、道具類で支払ってくれるのですが、行商の者に持たせて運んでくれるので助かっていたのです
それに、村周辺の魔物には武具を使える者はおりませんし…」
なるほど。冒険者が持ってる武具を売りに行ったってことね。
是非とも、友好的な関係を築き上げていきたいものだね。