古代エルフと転生スライム
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エリシアによると、牙狼族…それは東の平原の覇者とも呼ばれているらしい。その狼相手に、どこまで通じるか。見ものである。
「皆、状況は分かっているか?」
俺が集めたゴブリン達。その一人のリーダーが自信満々に手を挙げて答えた。
「はい!我々の生きるか死ぬかの戦いになる…と覚悟はできております!」
「気負うことはない。
最善を尽くす、それだけを考えろ!」
『そろそろ夜だ。奴らが動き出す』
「よし。行くか」
最初の命令がそれだった。
夜になり、牙狼族のボスが咆哮。同時に手下も動き出す。
対策は万全である。村の全体を覆う“柵”に“罠”。これらがあれば問題ないだろう。
ボスの視線がスライムへと定められ、威嚇し始める。小賢しい真似を。
「よーしそこで止まれ!このまま引き返すなら何もしない。さっさと立ち去れ!」
と言いつつ無視され、柵への攻撃を開始した。
その隙からゴブリン達の弓が発射。見事に命中し、一匹が悲鳴を上げた。
開口部に設置した『粘糸』でボスを拘束させ、水刃で首を跳ねた。即死である。
「聞け、牙狼族よ!お前らのボスは死んだ!
お前らに選択させてやる。服従か死か!」
『やるね』とエリシアが静かに呟く。
子孫というものはこうでないと面白くない。そう内心で思っていた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
しかし、一向に動く気配がない牙狼族。
ボスを『捕食』後、大賢者の声が響く。
《解析が終了しました
擬態:牙狼を獲得しました
固有スキル『超嗅覚、思念伝達、威圧』を獲得しました》
逃げ道を用意してやろうと、牙狼へと擬態。
ワオーーン!と『威圧』を放ってみる。
「ククク、聞け!今回だけは見逃してやろう
我に従えぬと言うなら、この場より立ち去れ!」
と宣言したにもかかわらず、逆効果だったようだ。
「我等一同、貴方様に従います!」
というわけで、決着がついた。
翌朝。
一晩で考えた作戦がある。ズバリそれは!
『面倒を見させる、というね』
「そう!まさにその通りだよ!
……何言ってんだこいつって思った?」
『一瞬。けどすぐ諦めた』
「呆れたの間違いかな?」
「それでは君達!ペアとなって一緒に過ごしてもらいまーす!」
「意味はわかるか?とりあえず、二人一組になってくれ!」
ゴブリンと牙狼。隣同士で視線が合い、よろしく、などと会話が成立し始める。
「お前らを呼ぶのに不便だから、名前をつけようと思う!」
「よ、よろしいのですか?」
「おう。問題ないなら、な?」
俺の名付けが相当嬉しいのか、盛大に歓喜し始めた。
結果、こうなった。
村長→リグルド
リーダー→リグル
息子→ランガ
その瞬間、俺の体内の魔素がごっそり吸収される感覚…これは嫌な予感がするぞ。
《告。体内の魔素残量が一定値を割り込みました
低位活動状態 へと移行します
尚、完全回復の予想時刻は、三日後です》
意識はある。睡眠は不要だから問題ないが。
体が動かせない。ひょっとして魔素切れか?
エリシアの声はバッチリ聞こえる。安心しろ。そう声をかけておいた。
落ち着け…俺。三日後までの辛抱だ!
「皆、状況は分かっているか?」
俺が集めたゴブリン達。その一人のリーダーが自信満々に手を挙げて答えた。
「はい!我々の生きるか死ぬかの戦いになる…と覚悟はできております!」
「気負うことはない。
最善を尽くす、それだけを考えろ!」
『そろそろ夜だ。奴らが動き出す』
「よし。行くか」
最初の命令がそれだった。
夜になり、牙狼族のボスが咆哮。同時に手下も動き出す。
対策は万全である。村の全体を覆う“柵”に“罠”。これらがあれば問題ないだろう。
ボスの視線がスライムへと定められ、威嚇し始める。小賢しい真似を。
「よーしそこで止まれ!このまま引き返すなら何もしない。さっさと立ち去れ!」
と言いつつ無視され、柵への攻撃を開始した。
その隙からゴブリン達の弓が発射。見事に命中し、一匹が悲鳴を上げた。
開口部に設置した『粘糸』でボスを拘束させ、水刃で首を跳ねた。即死である。
「聞け、牙狼族よ!お前らのボスは死んだ!
お前らに選択させてやる。服従か死か!」
『やるね』とエリシアが静かに呟く。
子孫というものはこうでないと面白くない。そう内心で思っていた。
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しかし、一向に動く気配がない牙狼族。
ボスを『捕食』後、大賢者の声が響く。
《解析が終了しました
擬態:牙狼を獲得しました
固有スキル『超嗅覚、思念伝達、威圧』を獲得しました》
逃げ道を用意してやろうと、牙狼へと擬態。
ワオーーン!と『威圧』を放ってみる。
「ククク、聞け!今回だけは見逃してやろう
我に従えぬと言うなら、この場より立ち去れ!」
と宣言したにもかかわらず、逆効果だったようだ。
「我等一同、貴方様に従います!」
というわけで、決着がついた。
翌朝。
一晩で考えた作戦がある。ズバリそれは!
『面倒を見させる、というね』
「そう!まさにその通りだよ!
……何言ってんだこいつって思った?」
『一瞬。けどすぐ諦めた』
「呆れたの間違いかな?」
「それでは君達!ペアとなって一緒に過ごしてもらいまーす!」
「意味はわかるか?とりあえず、二人一組になってくれ!」
ゴブリンと牙狼。隣同士で視線が合い、よろしく、などと会話が成立し始める。
「お前らを呼ぶのに不便だから、名前をつけようと思う!」
「よ、よろしいのですか?」
「おう。問題ないなら、な?」
俺の名付けが相当嬉しいのか、盛大に歓喜し始めた。
結果、こうなった。
村長→リグルド
リーダー→リグル
息子→ランガ
その瞬間、俺の体内の魔素がごっそり吸収される感覚…これは嫌な予感がするぞ。
《告。体内の魔素残量が一定値を割り込みました
尚、完全回復の予想時刻は、三日後です》
意識はある。睡眠は不要だから問題ないが。
体が動かせない。ひょっとして魔素切れか?
エリシアの声はバッチリ聞こえる。安心しろ。そう声をかけておいた。
落ち着け…俺。三日後までの辛抱だ!