日記帳
TRPGの醍醐味はやらかしだと思う
2024/02/17 17:23超久しぶりにクトゥルフ神話TRPGをプレイしました。シナリオはpixivで公開されている「魔術師はBARにいる」です。
下記からはシナリオの大量ネタバレ祭なので、プレイ予定がある方は閲覧を控えてください。
今回のセッションに登場した探索者はこちらの方たち。
KPC 結城兼人(大学生)
PL1 江戸川南子(探偵)
PL2 イボンヌ田村(オカマバー従業員→YouTuber)
PL3 田坂希一(鍵師)※私の探索者
推奨技能が目星と薬学、あったら便利なのは医学、交渉系、図書館、鍵開けでした。私以外のPLは今回が初セッションだったので、どうせなら2人に感覚つかみがてらいろいろ見させて楽しんでほしいなーと思い、鍵開けにひたすら特化した一発芸人になってみました。決して「推奨じゃなくてあったら便利程度の技能に全振りするのおもしれーじゃねえか」とか「鍵開けやったことないからガチャガチャしたいぜ」なんて欲望に走ったわけではありません。後方探索者面して初心者に華を持たせようとの神がかった采配によるものです。本当に!
他PLが持ってきた探索者も面白くて。江戸川南子ちゃんが、ものすごく見た目は子供頭脳は大人な作品で見たことのあるビジュやものすごく聞いたことのある経歴をしててビジュが出た瞬間から笑いまくりました。紹介だけでめちゃくちゃ笑いが取れるおもしれー女で良かったです。セッション本番でもおもしれーでした。
イボンヌ田村はチャットパレットで先に名前だけ出てきて、もうこんなん絶対おもろいじゃん負けたわと感じました。パワー系オカマゴリラだし、オカマバーの傍らに投稿していたオカルト動画がバズってYouTube1本に絞ったりという経歴も面白くてズルかったです。これを読んでいるPL2さん、イボンヌのビジュ公開キボンヌです。
私の探索者である田坂希一は、顔以外取り柄のない(APP16)、大学補欠合格やら就活失敗やら何とも締まりの悪い人生を送る鍵師でした。同情した親戚が経営する鍵屋で雇ってもらい、毎日仕事関係の勉強をしては資格を取ったりと頑張ってる男です。本当はもっとウザすぎて顔面ひっぱたきたくなるキャラにしたかったのですが、他PLが結構働いてくれたので小心者ムーブが多くなっちゃいました。でも異常事態で普段通りに言動できる人間ばかりとは限らないし、まあええか!
シナリオの導入はよくあるクローズドシナリオ。でもバーテンダーの様相が明らかヤバいやつで、まさか初っ端から戦闘させられる!? セッション前に「田坂がダメボマイナスだからできれば戦闘やりたくない」って言ったのに!? とドキドキしました。なくて良かった。怯えている青年=結城くん、探索者と似た立場っぽいけど記憶なくなったラスボスとか自覚のない元凶かもしれないしな…と警戒したり、いろいろカクテルの情報出るけどわしカルーアミルクとモスコミュールくらいしか知らないよ…とリアルINTに期待出来なさそうで残念に思ったり。しかも怪しいバーテンからカクテル出されるし。これ絶対ヤバいやつだ! と考えてたら南子ちゃんが普通に口に入れるからびっくらこきました。探偵、もっと警戒してほしい。
ソファー裏から死体が出た時、よりによって南子ちゃんが一時狂気突入したのが面白かったです。それをイボンヌが正気に戻してくれて助かりました。でもその方法がバイオレンスな上、与ダメ最大値&ダメージボーナス加算で結構しっかりボコってるのがアカンでした。田坂は死体というワードにビビって端っこにいたので、せめてなんか仕事しろ&まあ怪我人おったら手当てはするやろ精神で応急処置(初期値)を振りました。ちゃんと成功してよかったです。
何だかんだで探索を終えた頃に突然現れたドア。そしてそこから出る謎の人間(四次元ポケットが使い手かもしれない)と差し出されるカクテル。どれか一つを誰か一人が飲めばこのドアを通すという明らか胡散臭い台詞。多分やべーもん飲まされんなと思いました。
田坂はここまでただビビってただけのしょうもない男だし、性格的にも積極的に飲んで問題ないと踏んだので「毒ではない」と分かっていた唯一のカクテル、エンジェルキッスを飲みました。カクテル言葉は「あなたに見惚れて」。なんとこいつ惚れ薬でした。強制的に唯一の異性である南子ちゃんにフォーリンラブさせられました。ぶっちゃけこの時「やった! 茶番タイムだ!」と思いました。ついでにセッション中やりたかった「基本的に一人称は『私』かつ敬語だけど素が出ると『僕』&タメ口になる」もここでぶっこみました。イボンヌにも結城くんにも噛み付いては南子ちゃん南子ちゃんな恋愛脳バカをやれてとても楽しかったです。
でもここで軽度の火傷を負ったおかげで、カクテル言葉に近しい効果を発動するデバフがかかるんだと情報が取れました。TRPGはダイスを振ってナンボのゲームだけど失敗(特にファンブル)のリスクはなるべく回避したいところ。振る必要が少ない部分は節約したかったので、良いヒントは取れたのかなと思いました。本当に良いヒントかは諸説あります。
2つ目の部屋は倉庫。結構謎が散りばめられていましたが、あまりにも謎すぎてばななの顔になってました。
棚裏に隠されていたバツのような血文字、24本ずつに区切られたunknownと書かれた酒、同じく24個ずつ区切られたグラスやスプーンとマドラー、色空間の本、骨の写真、なぜか置かれているシティーハンターの本。何も分かるかいや。何やこのシティーハンター。何ではっきりと作品名出た? こういうのはガチで関係あるかシナリオ考案者の趣味を混ぜたおまけ要素が定石だと思うのですが、この段階では何も分かりません。ダイスの結果14巻があったことになりました。
3つ目の部屋は調理場。ここは血腥い部屋でした。悪臭のする冷蔵庫やら引っ掻き音が聞こえる調理台、食料庫から聞こえるドンドンという音と、これまた悪臭。最初の部屋で死体があったし、その人を殺した奴やら逃げてる最中の人、あるいはもう殺られて化け物になった何かがいるのかと考えました。
ここで得た情報が先の倉庫で拾った謎の手がかりになるかな?と思ったのですが全然でした。むしろ新たな謎、何の関連性も感じない。
絶対ヤバいな〜と思っていた調理台には南子ちゃんが凸りました。開けたら中から手が出てきたのでびっくりしました。こういうシンプルなびっくり系が一番怖いです。
トレイには3本の割り箸が置いてました。何か文字が作れるらしいけど、何かってなんだよ。助けて結城くん。
冷蔵庫にはカクテルのものと思しきレシピが。ここで元オカマバー従業員のイボンヌが立ち上がります。作ってもらえば何か分かるんじゃない?と我々が食い下がって作ってもらいました。ちなみに作成は失敗しました。
ここで一番意味分からんかったのは「best+last+ultimate=26」というメモです。ハァ????が素直な感想でした。この地点で解ける人はむっちゃカクテル好きな人だと思います。シナリオ見たら「お酒の知識ない方がおもしろいよ!」とあり、手の平で転がされてるぜ!!となりました。
次は従業員部屋。ロッカーがある簡素な場所です。
やっぱりここで得るものも謎ばかりで、先のものを解くための手掛かりにはならなさそう。ここでのお気に入りはイボンヌが開けたロッカーにあったうさぎのぬいぐるみです。首が取れてSANチェック、実にクトゥルフらしい理不尽さで最高でした。あと全てのロッカーに入っていたYシャツを全員で着たくだりが好きです。パツパツだったりダボダボだったりと急ごしらえ感全開の装備で皆並んでるのを想像したら愉快でした。ここの絵欲しい。
ここで出てきたあるなしクイズ地味に難しかったです。クイズ好きだけど解くのは下手くそなんですよねわたし。結城くんが頑張ってヒント匂わせてくれても何も拾えない。情けない大人ですまなんだ、君はこんな大人になるなよ。
南子ちゃん……というかPL1さんがリアルINTで解いててすごかったです。答えは「Y」だそうです。この部屋やたらY推してくるな、さては単推し派か?
次が最後。EXITと書かれた真四角の部屋でした。机の上に置かれたパソコンとカクテル飲ませ芸人がいて、いよいよラスト……と言いたいけどなーーーんも謎解けてないが!!!??何も掴めてないのに最終ダンジョンに来ちゃったもんだから、何か取りこぼしがあるんじゃないかと焦りました。しかも差し出されるカクテルは一つ。ギムレットという「長いお別れ」という意味を持つもの。こんなん飲んだら絶対死ぬやん。この世との長いお別れしちゃう系男子やん。多分あの出口はフェイクで、パソコンで何かするんだとはすぐに分かりました。実際画面には「永遠にあなたのもの」という文字列と入力欄が映されている。こっちもきな臭いこと書いてんなぁ!!!
3人ともこれまで拾ってきた謎の生かし方が分からず大分ここでもだもだしてました。体感最長でした。机の中から鍵開けでゲットできたABCの本も何がなんだかさっぱりだし何でこんなところにこんな気の抜ける本あんの〜〜???としょうもない文句を心の中で垂れてました。でも絶対関係ある、なんかY単推しの部屋もあったし……とぐるぐる悩みました。24だか26だか妙に数字も顔を出すし、Y単推しは2と5のクッキー置いてたし、一体何の話をしてるのかと3人でウ〜〜ン??状態。
でも突然頭の中に電流が走りました。アルファベットってたしか全部で26文字だよな?倉庫の血文字はバツじゃなくて「X」だったんじゃないか?調理場の割り箸も「Y」「Z」どっちも作れるぞ!Xって24番目だよな!?なんかいろいろと道筋が浮かびました。それは他の2人も同じだったようです。これこうじゃないか、あれってああなんじゃないかといろいろ擦り合わせた気がします。ちょっとこの辺アドレナリン強すぎて記憶に自信がないんですが……
擦り合わせた末に「XYZ」という結論が出たのですが、だから何???という……この3文字で何が起こる……?今までの流れからしてこの入力画面に入れるべきはカクテルの名前だろう……?ここからどこに行けばいい……?2人も同じ気持ちだったのか、またここで唸りタイムが始まりました。存在忘れてたけどカクテル芸人もずっといるみたいで、ちょいちょいはよ飲めと圧をかけてきます。怖いです。あとでシナリオを読んだら、ここは時間制限パートだったと分かってゾッとしました。
半信半疑で「XYZ」をカクテル辞典で調べたら、なんと載ってました。しかもレシピも調理場に書かれていたものと同じ。答えこれじゃん!!今まで私達答え握り締めながら答えを探してたの!?と心底驚きました。メガネメガネ現象をリアルに起こしていたと分かってなんとも言えぬ気分でした。これを1人1文字ずつ打ち込んで(今思うとなんでわざわざ小分けにしたのか不思議)、無事トゥルーエンドを迎えました。KPの「トゥルーエンドです!」ですっごい安心しました。胸撫で下ろしすぎて胸部ないなったです。
探索しているとPC達に強い愛着が湧いてきます。ハラドキを共に駆け抜けた相手だし、その中で生まれた仲間意識といいますか……でも今回のシナリオでは「先程の記憶は夢だと思うことにした」という〆だったので、きっとみんなとの縁はあの異常空間のみだったんでしょう。PLの私としては寂しいですが、こういう完全に元の日常へ後味の終わり方も好きです。結城くんはどうなったんだろう、あの子もちゃんと帰って来れたのかな? と思いましたが、ちゃんと彼も日常に帰り元気に暮らしていると分かったので安心しました。夢叶うといいね。
初めてココフォリアを使って遊びましたが、あれすごく便利ですね。今まで生配信などで見た光景が自分の端末に映っているのが不思議でした。ココフォリアって本当にあったんだ! と思いました。
久々のクトゥルフTRPGなのもあり全体的に私の動きはガバガバだった気はしますが、楽しむという最大願望は叶ったので満足です。またやりたいな〜
下記からはシナリオの大量ネタバレ祭なので、プレイ予定がある方は閲覧を控えてください。
今回のセッションに登場した探索者はこちらの方たち。
KPC 結城兼人(大学生)
PL1 江戸川南子(探偵)
PL2 イボンヌ田村(オカマバー従業員→YouTuber)
PL3 田坂希一(鍵師)※私の探索者
推奨技能が目星と薬学、あったら便利なのは医学、交渉系、図書館、鍵開けでした。私以外のPLは今回が初セッションだったので、どうせなら2人に感覚つかみがてらいろいろ見させて楽しんでほしいなーと思い、鍵開けにひたすら特化した一発芸人になってみました。決して「推奨じゃなくてあったら便利程度の技能に全振りするのおもしれーじゃねえか」とか「鍵開けやったことないからガチャガチャしたいぜ」なんて欲望に走ったわけではありません。後方探索者面して初心者に華を持たせようとの神がかった采配によるものです。本当に!
他PLが持ってきた探索者も面白くて。江戸川南子ちゃんが、ものすごく見た目は子供頭脳は大人な作品で見たことのあるビジュやものすごく聞いたことのある経歴をしててビジュが出た瞬間から笑いまくりました。紹介だけでめちゃくちゃ笑いが取れるおもしれー女で良かったです。セッション本番でもおもしれーでした。
イボンヌ田村はチャットパレットで先に名前だけ出てきて、もうこんなん絶対おもろいじゃん負けたわと感じました。パワー系オカマゴリラだし、オカマバーの傍らに投稿していたオカルト動画がバズってYouTube1本に絞ったりという経歴も面白くてズルかったです。これを読んでいるPL2さん、イボンヌのビジュ公開キボンヌです。
私の探索者である田坂希一は、顔以外取り柄のない(APP16)、大学補欠合格やら就活失敗やら何とも締まりの悪い人生を送る鍵師でした。同情した親戚が経営する鍵屋で雇ってもらい、毎日仕事関係の勉強をしては資格を取ったりと頑張ってる男です。本当はもっとウザすぎて顔面ひっぱたきたくなるキャラにしたかったのですが、他PLが結構働いてくれたので小心者ムーブが多くなっちゃいました。でも異常事態で普段通りに言動できる人間ばかりとは限らないし、まあええか!
シナリオの導入はよくあるクローズドシナリオ。でもバーテンダーの様相が明らかヤバいやつで、まさか初っ端から戦闘させられる!? セッション前に「田坂がダメボマイナスだからできれば戦闘やりたくない」って言ったのに!? とドキドキしました。なくて良かった。怯えている青年=結城くん、探索者と似た立場っぽいけど記憶なくなったラスボスとか自覚のない元凶かもしれないしな…と警戒したり、いろいろカクテルの情報出るけどわしカルーアミルクとモスコミュールくらいしか知らないよ…とリアルINTに期待出来なさそうで残念に思ったり。しかも怪しいバーテンからカクテル出されるし。これ絶対ヤバいやつだ! と考えてたら南子ちゃんが普通に口に入れるからびっくらこきました。探偵、もっと警戒してほしい。
ソファー裏から死体が出た時、よりによって南子ちゃんが一時狂気突入したのが面白かったです。それをイボンヌが正気に戻してくれて助かりました。でもその方法がバイオレンスな上、与ダメ最大値&ダメージボーナス加算で結構しっかりボコってるのがアカンでした。田坂は死体というワードにビビって端っこにいたので、せめてなんか仕事しろ&まあ怪我人おったら手当てはするやろ精神で応急処置(初期値)を振りました。ちゃんと成功してよかったです。
何だかんだで探索を終えた頃に突然現れたドア。そしてそこから出る謎の人間(四次元ポケットが使い手かもしれない)と差し出されるカクテル。どれか一つを誰か一人が飲めばこのドアを通すという明らか胡散臭い台詞。多分やべーもん飲まされんなと思いました。
田坂はここまでただビビってただけのしょうもない男だし、性格的にも積極的に飲んで問題ないと踏んだので「毒ではない」と分かっていた唯一のカクテル、エンジェルキッスを飲みました。カクテル言葉は「あなたに見惚れて」。なんとこいつ惚れ薬でした。強制的に唯一の異性である南子ちゃんにフォーリンラブさせられました。ぶっちゃけこの時「やった! 茶番タイムだ!」と思いました。ついでにセッション中やりたかった「基本的に一人称は『私』かつ敬語だけど素が出ると『僕』&タメ口になる」もここでぶっこみました。イボンヌにも結城くんにも噛み付いては南子ちゃん南子ちゃんな恋愛脳バカをやれてとても楽しかったです。
でもここで軽度の火傷を負ったおかげで、カクテル言葉に近しい効果を発動するデバフがかかるんだと情報が取れました。TRPGはダイスを振ってナンボのゲームだけど失敗(特にファンブル)のリスクはなるべく回避したいところ。振る必要が少ない部分は節約したかったので、良いヒントは取れたのかなと思いました。本当に良いヒントかは諸説あります。
2つ目の部屋は倉庫。結構謎が散りばめられていましたが、あまりにも謎すぎてばななの顔になってました。
棚裏に隠されていたバツのような血文字、24本ずつに区切られたunknownと書かれた酒、同じく24個ずつ区切られたグラスやスプーンとマドラー、色空間の本、骨の写真、なぜか置かれているシティーハンターの本。何も分かるかいや。何やこのシティーハンター。何ではっきりと作品名出た? こういうのはガチで関係あるかシナリオ考案者の趣味を混ぜたおまけ要素が定石だと思うのですが、この段階では何も分かりません。ダイスの結果14巻があったことになりました。
3つ目の部屋は調理場。ここは血腥い部屋でした。悪臭のする冷蔵庫やら引っ掻き音が聞こえる調理台、食料庫から聞こえるドンドンという音と、これまた悪臭。最初の部屋で死体があったし、その人を殺した奴やら逃げてる最中の人、あるいはもう殺られて化け物になった何かがいるのかと考えました。
ここで得た情報が先の倉庫で拾った謎の手がかりになるかな?と思ったのですが全然でした。むしろ新たな謎、何の関連性も感じない。
絶対ヤバいな〜と思っていた調理台には南子ちゃんが凸りました。開けたら中から手が出てきたのでびっくりしました。こういうシンプルなびっくり系が一番怖いです。
トレイには3本の割り箸が置いてました。何か文字が作れるらしいけど、何かってなんだよ。助けて結城くん。
冷蔵庫にはカクテルのものと思しきレシピが。ここで元オカマバー従業員のイボンヌが立ち上がります。作ってもらえば何か分かるんじゃない?と我々が食い下がって作ってもらいました。ちなみに作成は失敗しました。
ここで一番意味分からんかったのは「best+last+ultimate=26」というメモです。ハァ????が素直な感想でした。この地点で解ける人はむっちゃカクテル好きな人だと思います。シナリオ見たら「お酒の知識ない方がおもしろいよ!」とあり、手の平で転がされてるぜ!!となりました。
次は従業員部屋。ロッカーがある簡素な場所です。
やっぱりここで得るものも謎ばかりで、先のものを解くための手掛かりにはならなさそう。ここでのお気に入りはイボンヌが開けたロッカーにあったうさぎのぬいぐるみです。首が取れてSANチェック、実にクトゥルフらしい理不尽さで最高でした。あと全てのロッカーに入っていたYシャツを全員で着たくだりが好きです。パツパツだったりダボダボだったりと急ごしらえ感全開の装備で皆並んでるのを想像したら愉快でした。ここの絵欲しい。
ここで出てきたあるなしクイズ地味に難しかったです。クイズ好きだけど解くのは下手くそなんですよねわたし。結城くんが頑張ってヒント匂わせてくれても何も拾えない。情けない大人ですまなんだ、君はこんな大人になるなよ。
南子ちゃん……というかPL1さんがリアルINTで解いててすごかったです。答えは「Y」だそうです。この部屋やたらY推してくるな、さては単推し派か?
次が最後。EXITと書かれた真四角の部屋でした。机の上に置かれたパソコンとカクテル飲ませ芸人がいて、いよいよラスト……と言いたいけどなーーーんも謎解けてないが!!!??何も掴めてないのに最終ダンジョンに来ちゃったもんだから、何か取りこぼしがあるんじゃないかと焦りました。しかも差し出されるカクテルは一つ。ギムレットという「長いお別れ」という意味を持つもの。こんなん飲んだら絶対死ぬやん。この世との長いお別れしちゃう系男子やん。多分あの出口はフェイクで、パソコンで何かするんだとはすぐに分かりました。実際画面には「永遠にあなたのもの」という文字列と入力欄が映されている。こっちもきな臭いこと書いてんなぁ!!!
3人ともこれまで拾ってきた謎の生かし方が分からず大分ここでもだもだしてました。体感最長でした。机の中から鍵開けでゲットできたABCの本も何がなんだかさっぱりだし何でこんなところにこんな気の抜ける本あんの〜〜???としょうもない文句を心の中で垂れてました。でも絶対関係ある、なんかY単推しの部屋もあったし……とぐるぐる悩みました。24だか26だか妙に数字も顔を出すし、Y単推しは2と5のクッキー置いてたし、一体何の話をしてるのかと3人でウ〜〜ン??状態。
でも突然頭の中に電流が走りました。アルファベットってたしか全部で26文字だよな?倉庫の血文字はバツじゃなくて「X」だったんじゃないか?調理場の割り箸も「Y」「Z」どっちも作れるぞ!Xって24番目だよな!?なんかいろいろと道筋が浮かびました。それは他の2人も同じだったようです。これこうじゃないか、あれってああなんじゃないかといろいろ擦り合わせた気がします。ちょっとこの辺アドレナリン強すぎて記憶に自信がないんですが……
擦り合わせた末に「XYZ」という結論が出たのですが、だから何???という……この3文字で何が起こる……?今までの流れからしてこの入力画面に入れるべきはカクテルの名前だろう……?ここからどこに行けばいい……?2人も同じ気持ちだったのか、またここで唸りタイムが始まりました。存在忘れてたけどカクテル芸人もずっといるみたいで、ちょいちょいはよ飲めと圧をかけてきます。怖いです。あとでシナリオを読んだら、ここは時間制限パートだったと分かってゾッとしました。
半信半疑で「XYZ」をカクテル辞典で調べたら、なんと載ってました。しかもレシピも調理場に書かれていたものと同じ。答えこれじゃん!!今まで私達答え握り締めながら答えを探してたの!?と心底驚きました。メガネメガネ現象をリアルに起こしていたと分かってなんとも言えぬ気分でした。これを1人1文字ずつ打ち込んで(今思うとなんでわざわざ小分けにしたのか不思議)、無事トゥルーエンドを迎えました。KPの「トゥルーエンドです!」ですっごい安心しました。胸撫で下ろしすぎて胸部ないなったです。
探索しているとPC達に強い愛着が湧いてきます。ハラドキを共に駆け抜けた相手だし、その中で生まれた仲間意識といいますか……でも今回のシナリオでは「先程の記憶は夢だと思うことにした」という〆だったので、きっとみんなとの縁はあの異常空間のみだったんでしょう。PLの私としては寂しいですが、こういう完全に元の日常へ後味の終わり方も好きです。結城くんはどうなったんだろう、あの子もちゃんと帰って来れたのかな? と思いましたが、ちゃんと彼も日常に帰り元気に暮らしていると分かったので安心しました。夢叶うといいね。
初めてココフォリアを使って遊びましたが、あれすごく便利ですね。今まで生配信などで見た光景が自分の端末に映っているのが不思議でした。ココフォリアって本当にあったんだ! と思いました。
久々のクトゥルフTRPGなのもあり全体的に私の動きはガバガバだった気はしますが、楽しむという最大願望は叶ったので満足です。またやりたいな〜