日記帳
スノードーム果穂
2022/12/27 15:50ムービーやカードタイトルで明るいタイプの話ではないだろうとは思っていましたが、やはり果穂が悩む話でしたね…
感想を書いていたはずなのですが、本当にコミュの感想なのかよく分からなくなりました。自語りみたいな気配もあるので、これ以降を読むかどうかはお任せします。
開幕から同級生とキャッキャする姿に「俺の知らない果穂だ…」と脳破壊させられましたが、微笑ましいシーンだなとも思いました。やっぱり果穂は好きなものの話をしている時が何よりもかわいい。ただ彼女が12歳にしてはあまりに幼いことを突きつけられるくだりは、なまじ理解できるだけに辛かったです。
雑誌編集者とシャニPの会話にて、窓辺・サイレントタイムを読んだ時のことを思い出しました。あの時私は大きなショックを受けました。いい話だったのは確かなんですが、「中学生の果穂」というシステム上ありえない姿を見た時に暗い衝撃を感じたのも事実です。成長してほしくないわけじゃない、ただなぜか無性に辛くて…果穂の場合歳を重ねるのは進学に直結します。進級とは違う、制服を着て、先輩や後輩という小学校にはなかった上下関係が存在する中学校に行くことに繋がります。子供が初めに触れたと認識する新たな大人の世界はこれが多いのではと思うのですが、だからこそそこに行った果穂に寂しさを覚えるというか…果穂が離れてしまった、知らない果穂になってしまったような気がして当時めそめそ泣いた記憶があります。
あの時はこの気持ちをうまく言語化できず、そのまま今日まで生きてきたのですが、彼らの会話が正しくあの時の私が感じた切なさだったと気付きました。変わってほしくないわけじゃないけど変わらないでほしい、これは今果穂が持つ彼女の良さが損なわれる危険への恐怖でした。大人になることは必ずしも汚れるわけではありませんが、汚いものを見聞きしてすり減る場面に出会いやすくなるが故に、結果として幼少期とは違う人間性を獲得することが多いと思います。だからこそ、それを知る大人達は果穂の真っ白な心に救われたり癒されたりするのではないでしょうか。それが彼女は無垢なままであってほしいというエゴに繋がるのですが…でも同じ子供からすれば、果穂のそれは癇に障ることもあるかもしれない。果穂に苦言を呈した女の子は、佐藤くんの恋心を無自覚に詰る彼女の浅慮なところにムカッ腹が立ったんでしょう。実際果穂の言葉って結構残酷でした。無邪気が人を傷つける分かりやすい一例ですね。相談される程度には信頼関係のある仲なら、彼を悲しませる果穂に棘を刺したくなるのも分からんでもないです。でも個人的には大人って無理になろうともがくものではないと考えているし、何よりその言葉で果穂が沈んでしまったので少し辛かったです。
だからこそ「ここ」でのシャニPに嬉しくなりました。変わろうと試行錯誤する果穂を否定せずに「どんな果穂でもいい」と言ってくれて、私も救われた気持ちです。人間一度好きになった相手は、多少変わったところで好意を損ねることはそんなにありません。いきなりお嬢様キャラに〜の突拍子のなさは、それを伝えているのかなと思いました。きっと私も、これから先果穂が変化を重ねて今とは違う人間になったとしても、果穂が好きにしていった先のそれならずっと彼女が大好きなままなんだろうなぁと思いました。
今まではコミュを読んだあと「好きだぁ〜〜……」と惚れ直していたのですが、今回は今の果穂のみならず、未来の果穂のこともきっと好きだと思わせられました。新鮮な読後感です。多分果穂はこれから何度も壁にぶつかっては思い悩むでしょう。その時後悔しない道を見つけて進んで成長してほしいです。
感想を書いていたはずなのですが、本当にコミュの感想なのかよく分からなくなりました。自語りみたいな気配もあるので、これ以降を読むかどうかはお任せします。
開幕から同級生とキャッキャする姿に「俺の知らない果穂だ…」と脳破壊させられましたが、微笑ましいシーンだなとも思いました。やっぱり果穂は好きなものの話をしている時が何よりもかわいい。ただ彼女が12歳にしてはあまりに幼いことを突きつけられるくだりは、なまじ理解できるだけに辛かったです。
雑誌編集者とシャニPの会話にて、窓辺・サイレントタイムを読んだ時のことを思い出しました。あの時私は大きなショックを受けました。いい話だったのは確かなんですが、「中学生の果穂」というシステム上ありえない姿を見た時に暗い衝撃を感じたのも事実です。成長してほしくないわけじゃない、ただなぜか無性に辛くて…果穂の場合歳を重ねるのは進学に直結します。進級とは違う、制服を着て、先輩や後輩という小学校にはなかった上下関係が存在する中学校に行くことに繋がります。子供が初めに触れたと認識する新たな大人の世界はこれが多いのではと思うのですが、だからこそそこに行った果穂に寂しさを覚えるというか…果穂が離れてしまった、知らない果穂になってしまったような気がして当時めそめそ泣いた記憶があります。
あの時はこの気持ちをうまく言語化できず、そのまま今日まで生きてきたのですが、彼らの会話が正しくあの時の私が感じた切なさだったと気付きました。変わってほしくないわけじゃないけど変わらないでほしい、これは今果穂が持つ彼女の良さが損なわれる危険への恐怖でした。大人になることは必ずしも汚れるわけではありませんが、汚いものを見聞きしてすり減る場面に出会いやすくなるが故に、結果として幼少期とは違う人間性を獲得することが多いと思います。だからこそ、それを知る大人達は果穂の真っ白な心に救われたり癒されたりするのではないでしょうか。それが彼女は無垢なままであってほしいというエゴに繋がるのですが…でも同じ子供からすれば、果穂のそれは癇に障ることもあるかもしれない。果穂に苦言を呈した女の子は、佐藤くんの恋心を無自覚に詰る彼女の浅慮なところにムカッ腹が立ったんでしょう。実際果穂の言葉って結構残酷でした。無邪気が人を傷つける分かりやすい一例ですね。相談される程度には信頼関係のある仲なら、彼を悲しませる果穂に棘を刺したくなるのも分からんでもないです。でも個人的には大人って無理になろうともがくものではないと考えているし、何よりその言葉で果穂が沈んでしまったので少し辛かったです。
だからこそ「ここ」でのシャニPに嬉しくなりました。変わろうと試行錯誤する果穂を否定せずに「どんな果穂でもいい」と言ってくれて、私も救われた気持ちです。人間一度好きになった相手は、多少変わったところで好意を損ねることはそんなにありません。いきなりお嬢様キャラに〜の突拍子のなさは、それを伝えているのかなと思いました。きっと私も、これから先果穂が変化を重ねて今とは違う人間になったとしても、果穂が好きにしていった先のそれならずっと彼女が大好きなままなんだろうなぁと思いました。
今まではコミュを読んだあと「好きだぁ〜〜……」と惚れ直していたのですが、今回は今の果穂のみならず、未来の果穂のこともきっと好きだと思わせられました。新鮮な読後感です。多分果穂はこれから何度も壁にぶつかっては思い悩むでしょう。その時後悔しない道を見つけて進んで成長してほしいです。