DFF
永遠的閉塞
間合いからするりと抜け出ると、男は随分と投げ遣りに言った。
「あー……こいつはいつまで続くんだろうなあ」
飽きたような視線はあらぬ方向を見ている。首の関節を鳴らして、こちらへと向き直った。
「貴様は戦いが好きだと思ったが」
「まあドンパチやんのは嫌いじゃねえけどよ、どうも終わりが見えねえからな」
確かに、幾度となく戦って戦って戦っても、眼前に広がるのは永遠的な閉塞。ゆるりと蠢く闇ばかりだ。勝利も見えてこなければ敗北も見えてこない。
そのわからない行方に、不安に蝕まれたのかと、鼻で笑った。
「悪夢でも見ているよう、か?」
予想に反して、男は剣を肩に担ぐとなんでもないように返してきた。
「夢ならいつか覚めるだろ」
「同感だ。覚めぬ夢など在りはしない」
どうやら不安というわけではないらしい。しかし男は歪な笑みを見せる。
「はっ、……そりゃそうだ」
吐き捨てた男は力を込めて地を蹴り、一気に間合いを詰めてきた。辛うじて拳を避ける。
あれは自嘲だったのかと、そんな理解は戦いの中に消えていった。
間合いからするりと抜け出ると、男は随分と投げ遣りに言った。
「あー……こいつはいつまで続くんだろうなあ」
飽きたような視線はあらぬ方向を見ている。首の関節を鳴らして、こちらへと向き直った。
「貴様は戦いが好きだと思ったが」
「まあドンパチやんのは嫌いじゃねえけどよ、どうも終わりが見えねえからな」
確かに、幾度となく戦って戦って戦っても、眼前に広がるのは永遠的な閉塞。ゆるりと蠢く闇ばかりだ。勝利も見えてこなければ敗北も見えてこない。
そのわからない行方に、不安に蝕まれたのかと、鼻で笑った。
「悪夢でも見ているよう、か?」
予想に反して、男は剣を肩に担ぐとなんでもないように返してきた。
「夢ならいつか覚めるだろ」
「同感だ。覚めぬ夢など在りはしない」
どうやら不安というわけではないらしい。しかし男は歪な笑みを見せる。
「はっ、……そりゃそうだ」
吐き捨てた男は力を込めて地を蹴り、一気に間合いを詰めてきた。辛うじて拳を避ける。
あれは自嘲だったのかと、そんな理解は戦いの中に消えていった。