DFF

ふたりはなかよし

「私の機雷を貴様が弾くな」
 戦いが始まってからずっと思っていたことを、漸く口にした。しかし振り向いた男は煩わしいと言いたげだった。
「仕方ねえだろ、邪魔なんだから」
「貴様こそ、私の邪魔をするな」
「へいへい……」
 生返事をする男を睨み付けるも、意に介した様子はない。張り巡らせた罠を台無しにしておきながらこの態度とは、癪に障る男だ。
 男が私の罠を用いる形で立ち回れば、敵に多大な損害を与えることは難しくないだろう。だが野獣めいた猛攻で突き進む男に、そういった考えや協調性がないのは明白だ。尤も、自分にも協力し合う気など毛頭ない。しかしこちらが利用しようにも思い通りには動かない。だから厄介であり、邪魔だった。
 肩を回して、男はまた駆け出した。獰猛な笑みを浮かべて拳を振るう。その風圧に当たり、また機雷が爆発していく。
「……楽しそうに蹴散らしおって、あの男め」
 敵諸共吹き飛んでしまえと、奴の背中に狙いを定めて、紋章を描いた。
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