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鬼灯の提灯を持って
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ここは地獄。
今日も沢山の鬼たちが働き、亡者が悲鳴をあげる。
ここは地獄の1つの、不喜処だ。
一言で言えば、いろいろな獣が沢山いる小地獄だ。
そこに1人の少し幼い鬼女がやって来た。
黒地で襟が赤色の上着に黒の袴を着て、首からは拡声器を下げ、そして、まだ辺りは明るいというのに、手には提灯を持っていた。
「見回りに来ましたよー‼‼何か困った事、変わった事はありませんかー‼‼」
彼女が提灯を掲げながら拡声器ごしに大きな声で呼びかける。
「ああ‼##悠##さん‼いい所に来てくださいました!」
すると2人程困った顔をした獄卒が走り寄って来た。
「今桃太郎とかいうやつが来てて、上の奴出せってうるさいんですよ」
「あぁー…なるほど…鬼灯様は呼んだ?」
「はい、今呼びに行かせてます」
「おっけいおっけい。」
まるでめんどくさいクレーマーだな、と思いつつ、上司が来るまでの間に、なんとか騒ぎを小さくしておきたい。
「あの、桃太郎さん?ですか?」
「なんだよ、子供じゃないか、何の用だ、遊んでる暇はないんだ、シッシッ」
ブチ
桃太郎の発言により、切れてはいけない何かが切れる落とがした。
「人の話を聞きやがらないですね、この人、こうゆうトラブル何件目だと思ってるんですか、そんな対応飽きましたよ。どこ行っても亡者や新卒に子供子供って、子供じゃなくて小鬼だっつの、舐めてんのか、え?私だって好きで地獄中を見回ってんじゃないのわかる?!週一で各庁に顔出しなんかしたくないのよ!だいったい裁判やってて、亡者が
「え、ガキじゃん、ウケるw」
「提灯もってるwwwウケるわwww」
って、もうパリピ嫌い‼‼何がウケるの??お箸が転がっても笑うお歳頃なの?!それなー(笑)って言えばいいの?!?」
もうわけわかめ!!!と泣きわめく##悠##にワタワタしだす桃太郎一行と獄卒達。
「お、おいお前ら何とかしろよ!」
「えー、桃太郎が泣かせたんじゃんかー!!」
「そうだ、桃太郎は何か言ってはいけないワードに引っかかったんだ」
「そもそも泣いてる鬼の慰め方がわからない…」
「世界なんか滅んじまえばいいんだー!!」
「「「「規模が大きい!!!」」」」
「何を騒いでいるんですか」
「鬼灯さま!良かった!桃太郎とかいう変なやつはいるし、##悠##さんは世界崩壊望み出すし、どうしたらいいかと……」
「それはそれは…悠さん、周りの方が困っています、落ち着きなさい」
「ご、ごべんなざい……」
ズビズビと鼻をすすりながら、上司の登場により落ち着きを取り戻す。
「ズッズビ……じゃあ、鬼灯さま来たから私は見回りに戻ります。」
「##悠##さん」
「はい?」
「いつもありがとうございます、話し掛けやすい貴女が見回っているおかげで、新卒の退職率も減っていますし、現場の問題も把握しやすい、何より、私の仕事も楽になりました、ほんとにありがとうございます。あ、十王達も貴女に会うのを楽しみにしておられますよ、頑張ってください」
鬼灯に呼び止められ、振り返れば、思わぬ感謝の言葉と励ましの言葉がかけられた。
てっきり何か仕事を頼まれるのだと思っていたので、正直驚いた。
「あ、ありがとう、ございます、あの、鬼灯さまも何かあれば、言ってください‼それでは」
なんだか気恥しくなり、足早にその場を離れる
今日も沢山の鬼たちが働き、亡者が悲鳴をあげる。
ここは地獄の1つの、不喜処だ。
一言で言えば、いろいろな獣が沢山いる小地獄だ。
そこに1人の少し幼い鬼女がやって来た。
黒地で襟が赤色の上着に黒の袴を着て、首からは拡声器を下げ、そして、まだ辺りは明るいというのに、手には提灯を持っていた。
「見回りに来ましたよー‼‼何か困った事、変わった事はありませんかー‼‼」
彼女が提灯を掲げながら拡声器ごしに大きな声で呼びかける。
「ああ‼##悠##さん‼いい所に来てくださいました!」
すると2人程困った顔をした獄卒が走り寄って来た。
「今桃太郎とかいうやつが来てて、上の奴出せってうるさいんですよ」
「あぁー…なるほど…鬼灯様は呼んだ?」
「はい、今呼びに行かせてます」
「おっけいおっけい。」
まるでめんどくさいクレーマーだな、と思いつつ、上司が来るまでの間に、なんとか騒ぎを小さくしておきたい。
「あの、桃太郎さん?ですか?」
「なんだよ、子供じゃないか、何の用だ、遊んでる暇はないんだ、シッシッ」
ブチ
桃太郎の発言により、切れてはいけない何かが切れる落とがした。
「人の話を聞きやがらないですね、この人、こうゆうトラブル何件目だと思ってるんですか、そんな対応飽きましたよ。どこ行っても亡者や新卒に子供子供って、子供じゃなくて小鬼だっつの、舐めてんのか、え?私だって好きで地獄中を見回ってんじゃないのわかる?!週一で各庁に顔出しなんかしたくないのよ!だいったい裁判やってて、亡者が
「え、ガキじゃん、ウケるw」
「提灯もってるwwwウケるわwww」
って、もうパリピ嫌い‼‼何がウケるの??お箸が転がっても笑うお歳頃なの?!それなー(笑)って言えばいいの?!?」
もうわけわかめ!!!と泣きわめく##悠##にワタワタしだす桃太郎一行と獄卒達。
「お、おいお前ら何とかしろよ!」
「えー、桃太郎が泣かせたんじゃんかー!!」
「そうだ、桃太郎は何か言ってはいけないワードに引っかかったんだ」
「そもそも泣いてる鬼の慰め方がわからない…」
「世界なんか滅んじまえばいいんだー!!」
「「「「規模が大きい!!!」」」」
「何を騒いでいるんですか」
「鬼灯さま!良かった!桃太郎とかいう変なやつはいるし、##悠##さんは世界崩壊望み出すし、どうしたらいいかと……」
「それはそれは…悠さん、周りの方が困っています、落ち着きなさい」
「ご、ごべんなざい……」
ズビズビと鼻をすすりながら、上司の登場により落ち着きを取り戻す。
「ズッズビ……じゃあ、鬼灯さま来たから私は見回りに戻ります。」
「##悠##さん」
「はい?」
「いつもありがとうございます、話し掛けやすい貴女が見回っているおかげで、新卒の退職率も減っていますし、現場の問題も把握しやすい、何より、私の仕事も楽になりました、ほんとにありがとうございます。あ、十王達も貴女に会うのを楽しみにしておられますよ、頑張ってください」
鬼灯に呼び止められ、振り返れば、思わぬ感謝の言葉と励ましの言葉がかけられた。
てっきり何か仕事を頼まれるのだと思っていたので、正直驚いた。
「あ、ありがとう、ございます、あの、鬼灯さまも何かあれば、言ってください‼それでは」
なんだか気恥しくなり、足早にその場を離れる
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