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「はじめまして。月代さやぎです」
転校初日。2時間目の授業の最初。
何度もこういう体験をしているのに毎回お腹が痛くなるほど緊張する。もう慣れ不慣れの問題ではないのだろう。
「綾目(あやめ)学園高等学校から来ました。制服が前の学校の制服ですが、気にせずいろいろ教えて下さい。ぼんやりしていることが多いかもしれませんが、どうか仲良くしてください」
後ろの掃除用具入れをガン見して、何も考えなくても勝手に口が動くほど練習した自己紹介の言葉をモニョモニョ言う(掃除用具入れしか見ていないので、みんなに聞こえたかどうかは不明だが)。
「転校生なんて夏目以来だよなー」
「やっぱ女の子だよー」
「アヤメ高校って合唱部と薙刀部が強い超お嬢様校だよね!?」
ざわつく教室。なんとか指定された席に着く。
アニメでは「あそこの席が空いてるわね。じゃ、あそこの席に着いて」というセリフをよく聞くが、実際は空いてる席なんてなくて、転校生の席は当日用意するものだろう。やっぱり転校生は一番後ろ。
「月代さやぎです。よろしくお願いします」
片方のお隣さんが欠席のようだったので、とりあえずもう片方のお隣さんに挨拶する。
「夏目貴志です。よろしく。…具合、大丈夫?」
私が朝のホームルームと1時間目の間、保健室にいて2時間目の担任の授業から教室に来たからだろう、気遣わしげに控えめに訊かれた。
「大丈夫。ありがとう」
ちゃんと笑えているかな…と心配になったが、彼は「それならよかった」と爽やかに笑ってくれた。
女子高生活に慣れかけていたので男の子の存在にそわそわして、隣男子か…と思ったが、聞いていたとおり、ちょっと中性的な物腰柔らかい感じの人で良かった。ラグビー部エースみたいな人だったらどうしようかと心配していたのだ(ラグビー部エースに失礼すぎだけど)。
すぐに授業が始まったが、夏目くんが「ここからだよ」とすかさず教えてくれた。
情報どおりの優しそうな人。
休み時間は予想通り人が集まってきて質問攻めにあいかけたが、クラス委員が助けてくれた。
転校初日。2時間目の授業の最初。
何度もこういう体験をしているのに毎回お腹が痛くなるほど緊張する。もう慣れ不慣れの問題ではないのだろう。
「綾目(あやめ)学園高等学校から来ました。制服が前の学校の制服ですが、気にせずいろいろ教えて下さい。ぼんやりしていることが多いかもしれませんが、どうか仲良くしてください」
後ろの掃除用具入れをガン見して、何も考えなくても勝手に口が動くほど練習した自己紹介の言葉をモニョモニョ言う(掃除用具入れしか見ていないので、みんなに聞こえたかどうかは不明だが)。
「転校生なんて夏目以来だよなー」
「やっぱ女の子だよー」
「アヤメ高校って合唱部と薙刀部が強い超お嬢様校だよね!?」
ざわつく教室。なんとか指定された席に着く。
アニメでは「あそこの席が空いてるわね。じゃ、あそこの席に着いて」というセリフをよく聞くが、実際は空いてる席なんてなくて、転校生の席は当日用意するものだろう。やっぱり転校生は一番後ろ。
「月代さやぎです。よろしくお願いします」
片方のお隣さんが欠席のようだったので、とりあえずもう片方のお隣さんに挨拶する。
「夏目貴志です。よろしく。…具合、大丈夫?」
私が朝のホームルームと1時間目の間、保健室にいて2時間目の担任の授業から教室に来たからだろう、気遣わしげに控えめに訊かれた。
「大丈夫。ありがとう」
ちゃんと笑えているかな…と心配になったが、彼は「それならよかった」と爽やかに笑ってくれた。
女子高生活に慣れかけていたので男の子の存在にそわそわして、隣男子か…と思ったが、聞いていたとおり、ちょっと中性的な物腰柔らかい感じの人で良かった。ラグビー部エースみたいな人だったらどうしようかと心配していたのだ(ラグビー部エースに失礼すぎだけど)。
すぐに授業が始まったが、夏目くんが「ここからだよ」とすかさず教えてくれた。
情報どおりの優しそうな人。
休み時間は予想通り人が集まってきて質問攻めにあいかけたが、クラス委員が助けてくれた。
