4-1 標本(サンプル)
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昔からわりと何にでも興味を持つタイプだったが、蝶の標本は嫌いだった。
小さい頃、1羽の標本の蝶の羽がぼろぼろになってとれているのを見て、怖くなった。
あの蝶は生きていたのではないだろうか。
生きていて、羽が千切れるほど羽ばたいて逃れようとして、それでも突き刺さるピンから逃れられずに息絶えたのではないだろうかと、…。
羽根を折ってもどう足掻いても逃げられないことを見せつけられているようで、怖かった。