3-1 白黒のアドレッセンス・前編
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黒い大きな手が窓枠にかかり、窓がガタガタ鳴っている。
窓が開いたら、妖怪が見えない人にはどんな風に見えるのだろう?
幸い図書館の出入り口は妖怪のいる窓とは別方向。
的場さんのところの白面達のように走るの速い系じゃないといいけど。
図書館の外に出ると、まだあの妖怪はこちら側には来ていないようだった。
ほっとして足早に階段を降り始めた瞬間、真横に黒い影が現れた。
瞬間移動する系!?
咄嗟に左手で影を振り払い一気に階段を駆け降りる。
図書館前の広場を抜けて、左へ。
大通りに出ると思ったより車の交通量があり、歩行者も11人ほど視界に入る。
けれど、人目を気にしている場合ではない。
運良く青に変わった信号を走って渡り、左へ。
後ろにとても嫌な感じが迫ってくる。
平面で見た地図を足元に落とし込んで、大通りの交差点を右へ。
このまま真っ直ぐ…息が切れる…。
目の前に来ないところを見ると瞬間移動する系ではないのか?
とにかく嫌な感じ。
正面より少し上を見て走る。三角屋根の上に十字架。右前方50m。
もう少し…左の真横に黒い影…もう少し…胸が苦しい…息が苦しい…
黒い大きな手が左腕を掴んだ、と思ったら静電気のような感覚と共に黒い手が引っ込んだのが視野の隅に映る。
教会の敷地を示す門柱の間を走り抜けて、白いマリア像の前で両膝に手をついて肩で息をする。
通りを振り返っても、黒い大きなものはもういない。
急に走って急に止まったせいで、一気に汗が吹き出した。
暑い。
逃げ切った…?
目を閉じて両手を広げる白いマリア像を見上げる。
額の汗を拭って、マリア像に手を合わせて一礼する。
少し休ませて下さい。
まだ荒い呼吸を繰り返しながら歩を進め、扉の開いている教会の中に入る。
窓が開いたら、妖怪が見えない人にはどんな風に見えるのだろう?
幸い図書館の出入り口は妖怪のいる窓とは別方向。
的場さんのところの白面達のように走るの速い系じゃないといいけど。
図書館の外に出ると、まだあの妖怪はこちら側には来ていないようだった。
ほっとして足早に階段を降り始めた瞬間、真横に黒い影が現れた。
瞬間移動する系!?
咄嗟に左手で影を振り払い一気に階段を駆け降りる。
図書館前の広場を抜けて、左へ。
大通りに出ると思ったより車の交通量があり、歩行者も11人ほど視界に入る。
けれど、人目を気にしている場合ではない。
運良く青に変わった信号を走って渡り、左へ。
後ろにとても嫌な感じが迫ってくる。
平面で見た地図を足元に落とし込んで、大通りの交差点を右へ。
このまま真っ直ぐ…息が切れる…。
目の前に来ないところを見ると瞬間移動する系ではないのか?
とにかく嫌な感じ。
正面より少し上を見て走る。三角屋根の上に十字架。右前方50m。
もう少し…左の真横に黒い影…もう少し…胸が苦しい…息が苦しい…
黒い大きな手が左腕を掴んだ、と思ったら静電気のような感覚と共に黒い手が引っ込んだのが視野の隅に映る。
教会の敷地を示す門柱の間を走り抜けて、白いマリア像の前で両膝に手をついて肩で息をする。
通りを振り返っても、黒い大きなものはもういない。
急に走って急に止まったせいで、一気に汗が吹き出した。
暑い。
逃げ切った…?
目を閉じて両手を広げる白いマリア像を見上げる。
額の汗を拭って、マリア像に手を合わせて一礼する。
少し休ませて下さい。
まだ荒い呼吸を繰り返しながら歩を進め、扉の開いている教会の中に入る。
