6話:王女と従者と変わり者と…

――窓のない真っ暗闇の部屋の中…小さな靴の音を響かせて、壁に備え付けられた蝋燭に火を点ける。

うっすらと明かりを灯した後、人影は部屋の中央へと移動すると独り言を呟いた。

「…さぁ、出ておいで。やっと自由にしてあげられるから」

床に描きだされた術式は光を帯びて、そこから小さな光がたくさん現れた……





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