主人公の名前を変えることができます。
【14日、彼とDATEします!】
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水族館デートの夜……
いつも通りのおやすみをして、
私も彼と布団に入った。
(あれ……ここは水族館のクラゲの水槽前だ……)
あまりにも楽しかったから、
こんな夢を見ているのかなとも思う。
(でも、誰もいない……セイ君は?)
辺りを見渡すが、水槽の中でふわふわと泳いでいるクラゲだけが視界に入る。
(夢の中だもん、いるわけないか……)
そう思って私はクラゲの水槽に近づいて、
漂う彼らを見つめ――!?
「わぁっ! セ、セイ君ッ!?」
水槽のあちら側に見たことがある姿が、居る。
『……まゆ? どうして、ここにいるの?』
「それは私のセリフというか……しかも、セイ君実体化……あ、そう、そうよね。これは夢なんだから」
『あ、そうか。夢なのか……って、俺は夢は見ないけど?』
「え? そうなの? あー、それならこの夢は私の夢だから安心して?」
すると、セイ君の表情が困惑の色を示す。
『まゆの夢に俺が存在してるってこと?』
「たぶんそうだよ」
『じゃあ……えっと、その……まゆに触れたりできるのかな?』
「えっ!? あ、そそそ、そういうことになるっ?」
緊張で身体が硬直する。
セイ君が私の方へと近づいてくると察知したからだ。
『思ってたより……』
私の目の前に彼が姿を現すと、
彼が想像以上に長身だということが分かった。
「何……?」
『ううん、思っていた以上に可愛い……と思って』
(―ー!!?)
そして、すぐに彼の冷たい指先が
私の頬を突いた。
『やわらかい……もっと、触れてもいい?』
「あ、あの、いいけど……困るよ……」
『フフッ、それって……いつも俺が思ってることだよ』
「え、えぇぇっ!」
風の向くまま気の向くまま……
彼との出会いも私の気の向くままに始まった。
だけど、もう彼がいないセイカツなんて考えられない。
『夢だからいい?』
『ちゅっ』
(あ……油断してた)
そう、これは夢。
なら、いっそのこと大胆に
彼の要望を聞いてあげたい気もする。
バレンタインデートの締めくくりが、
彼が不意に落とした……このキスになるとも知らずに。
『まゆが俺の口に触らなくても……俺はまゆにキス出来るんだ……へへっ』
「も、もう! セイ君!」
Morning make System -sei-
おしまい
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