二次創作女夢主

へしさに

2018/10/12 20:20
刀剣乱舞
初めて命令を下した貴女のその言葉を、俺は拒絶した。
怖かったのだと気付いた時にはもう遅く。
貴女はこの本丸から去っていた。
人間の男と祝言を上げたのだ。
それで良いと俺は思った筈なのに、これが正解なのだと思った筈なのに。
心の底から祝えなかったのは、きっと、貴女がくださった心がそうさせたのだろう。

「私を連れ去って」

長谷部。と、そう俺の名を呼んだ貴女の泣きそうな顔を、今でも俺は忘れられないでいる。

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