二次創作女夢主
月桂樹の花を摘んで
2018/07/12 04:00コ/ナ/ン
「はは……嘘でしょ?」
私は今しがた見たデータの内容を理解することが出来ないでいた。
私は所謂マッドサイエンティストと呼ばれる部類の人間だろうか?
学会で異端視され、表の世界に居づらくなった私は流れ流れて気が付いたらこの組織で研究者をしていた。
それはどうでも良い。
心底、今はどうでも良いことだわ。
「彼が……警察?」
にわかには信じ難いことだった。
何せ私はずっと、恋人だと思っていた男に裏切られていたと言うことだから。
彼は私から組織の情報を奪っていたと言うことだから。
居場所のなかった、この私から。
「……どうしてよ」
ギュッと唇を噛み締める。
この情報はたまたま私が暇潰しにハッキングして掴んだ情報だ。
誰にも知られてはいない。
居ない、けれども。
「バーボンは、敵……」
それは揺るがないただひとつの真実だった。
私は今しがた見たデータの内容を理解することが出来ないでいた。
私は所謂マッドサイエンティストと呼ばれる部類の人間だろうか?
学会で異端視され、表の世界に居づらくなった私は流れ流れて気が付いたらこの組織で研究者をしていた。
それはどうでも良い。
心底、今はどうでも良いことだわ。
「彼が……警察?」
にわかには信じ難いことだった。
何せ私はずっと、恋人だと思っていた男に裏切られていたと言うことだから。
彼は私から組織の情報を奪っていたと言うことだから。
居場所のなかった、この私から。
「……どうしてよ」
ギュッと唇を噛み締める。
この情報はたまたま私が暇潰しにハッキングして掴んだ情報だ。
誰にも知られてはいない。
居ない、けれども。
「バーボンは、敵……」
それは揺るがないただひとつの真実だった。