小ネタ

灯火は消え

2019/01/04 15:03
ついったlog
アナタをこの手で殺めなくてはならないと命令された時、あたしね?決めたのですよ。

「アナタだけは絶対に死なせないって」

絶望の色をその瞳に滲ませて、首を緩く振る男はカタカタと身体を震わせていた。
あたしは白く霞んでいく視界の中で必死に彼を見ようとしたけれど、神様はソレを許してはくれなかったみたいだね。

「だいすき」

アナタがどう思って居ようと、あたしはアナタが大好きだった。

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