小ネタ

天魔界事変

2018/06/20 23:14
連作幕の外
「きっと僕は君に出逢う為に創られたんだね」

「馬鹿ですか」

そう告げた私の声は凛としていた……筈だ。

「私に逢う為に創られたと言うのならどうして、」

どうして貴方は――

その先の言葉は続かなかった。
骨と皮だけの彼が、その蜂蜜色の瞳が、強く輝いていたから。

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