小ネタ

ふたり一緒なら怖くないわ(灰青の音色)

2022/08/17 15:54
散文ついったlog
あなたが居なくても息は出来るけれど、あなたが居なければ私は生きている意味がないの。

「ね?重いでしょう」

そう微笑めば、大河は小さく笑った。

「なんや、両想いやな」

その言葉があまりに暖かくて、ぼろりと涙が零れ落ちる。
いつからこんなに涙脆くなったのかしら。
この人と出会ってからだ。この人と出会ってから、私はおかしくなってしまった。
けれどそれも悪くないと思ってしまうの。

「瑠璃葉、二人で幸せにもダメにもなろう。そんくらいの覚悟、出来とるんよ」

ああ、やっぱり、優しいひと。

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