小ネタ
灰音
2018/02/01 20:12連作幕の外
俺が好きになった子は一言で言えば「変」な子。
自分が可笑しいと思えばそう言い、正しいと思ったことは決して曲げない。
生きづらい子だなと見ていて思っていたものだ。
今ではそんな子にぞっこんなわけだが……。
「お前、何で彼女のこと好きなん?」
「何で言われてもなぁ……」
「お前が一人に絞るなんて俺には信じ難いわ」
俺の女癖の悪さを知っていた親友はジッと俺を見る。俺だって信じられなかった。一人の女の子にここまで惚れ込むだなんて。
「俺は好きな子を好きになるタイプやった、ってだけやわ」
「つまりは一目惚れなんやな」
「その通りやけど、なんや照れるなぁ」
「大の男が照れても可愛くもなんともない」
「蛍くん酷ないですか!?」
「いつも通りや」
自分が可笑しいと思えばそう言い、正しいと思ったことは決して曲げない。
生きづらい子だなと見ていて思っていたものだ。
今ではそんな子にぞっこんなわけだが……。
「お前、何で彼女のこと好きなん?」
「何で言われてもなぁ……」
「お前が一人に絞るなんて俺には信じ難いわ」
俺の女癖の悪さを知っていた親友はジッと俺を見る。俺だって信じられなかった。一人の女の子にここまで惚れ込むだなんて。
「俺は好きな子を好きになるタイプやった、ってだけやわ」
「つまりは一目惚れなんやな」
「その通りやけど、なんや照れるなぁ」
「大の男が照れても可愛くもなんともない」
「蛍くん酷ないですか!?」
「いつも通りや」