小ネタ

2020/04/17 16:28
散文ついったlog
雨、と彼女は言った。
雨なんて降ってないよ?と僕は言う。
空は見事なまでに快晴で雲ひとつない。
どうしてそんなことを言うの?と僕は聞いた。
彼女はボクの問いには答えずに静かに蹲って小さな声で囁いた。

「この雨はあなたしか止められないのにね?」

彼女は静かに雨を降らせながら呟いた。

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