SS 121~140
※小ネタに生息している変態の話が長くなったのでこちらに。
※会話文です。
「……確かに私はつい先日もう二度と私の部屋には現れるなと言いました。だからって何故にマンションの前に居るのですか」
「それは勿論。マンション前なら良いのだとお許しを頂いたからに決まっているじゃないですか!」
「……ッく、ミスりました。敷地に入っていない状態では友人(警官)も呼べないじゃないですか」
「僕と貴女の逢瀬を邪魔する無粋な男が居なくて精々しますね!」
「貴方が私の前に現れなくなれば私も精々できるのですがね」
「大丈夫ですよ。僕は貴女の前から居なくなったりなんてしません。「おはよう」から「おはよう」まで、貴女を只管見守ると決めているのですから」
「大丈夫とは果たして何であったのか。そしてそれ実質休みなしで監視してます宣言ですよね?ついに私の部屋に何か仕掛けましたか」
「ふふ。初めて貴女の部屋に入った時から貴女の日常は筒抜けですよ」
「……わぁお。引っ越しを切実に考えねばいけないようですね。貯金どれくらいあったっけな」
「お引っ越しをされるのですか?宜しければ良いマンションをご紹介しますよ?」
「貴方に紹介されても全くの無意味なのですが、一応教えてください」
「セキュリティは完璧ですよ。指紋認証、虹彩認識、あとオートロック完備です。それに13階建ての11階ですからそこそこ安心な部類に入るのではないでしょうか?」
「……すみません。色々この際スルーしますが、まさかとは思っています。思っていますが、貴方特定の部屋のことを言っていませんか?」
「はい。僕の部屋ですから」
「満面の笑みで何を言ってるんですか。意味がわかりません」
「こう見えて僕強いんですよ。ボディーガードに如何です?」
「何故私に害を為している人間に守られなければいけないのか」
「え?だって二人で住んだらもう僕が貴女の家に侵入する必要も無くなりますし。貴女にとっても良いことではありませんか?」
「それは、そ……いやいや。違いますよね?納得しかけた私が言うのもなんですが、それ貴方が不法侵入しなければ済む話じゃないですか」
「いつ行っても鍵が変わってるんだからしょうがないじゃないですか」
「唇を尖らせた所で可愛げのかの字もありません。そもそも貴方に鍵は渡してない」
「付き合ってるのに酷いです!あんまりです!」
「すみません。私恋人なんて居ません」
「あんまりです!あんなに愛を語り合った仲じゃないですか!」
「私と貴方の間で交わされた会話とも言えない会話の中で一度として愛などという成分は含まれていなかったと記憶していますが」
「沢山お話したじゃないですか!」
「はあ。「何故ウチに居るんですか?」とか「その下着をどうする気ですか?」とかいうのなら覚えているのですが……」
「会話が通じない男に絡まれて散々な目に遭いました。愚痴に付き合ってください」
「お前さんは俺を一体なんだと思ってるんですかね?」
「……暇人?」
「忙しいに決まってんでしょーが!」
「でも今日は非番だとお聞きしましたが?」
「だからって俺が付き合う義務なんて何処にも見付かりません」
「はあ、まあ貴方もお疲れでしょうし、しょうがないですね。どうやら部屋に盗聴機かカメラが仕込まれていると今日発覚したので、対処法を教えて欲しかったのですが、またの機会にさせて頂きます」
「それを先に言えよ馬鹿!!」
※会話文です。
「……確かに私はつい先日もう二度と私の部屋には現れるなと言いました。だからって何故にマンションの前に居るのですか」
「それは勿論。マンション前なら良いのだとお許しを頂いたからに決まっているじゃないですか!」
「……ッく、ミスりました。敷地に入っていない状態では友人(警官)も呼べないじゃないですか」
「僕と貴女の逢瀬を邪魔する無粋な男が居なくて精々しますね!」
「貴方が私の前に現れなくなれば私も精々できるのですがね」
「大丈夫ですよ。僕は貴女の前から居なくなったりなんてしません。「おはよう」から「おはよう」まで、貴女を只管見守ると決めているのですから」
「大丈夫とは果たして何であったのか。そしてそれ実質休みなしで監視してます宣言ですよね?ついに私の部屋に何か仕掛けましたか」
「ふふ。初めて貴女の部屋に入った時から貴女の日常は筒抜けですよ」
「……わぁお。引っ越しを切実に考えねばいけないようですね。貯金どれくらいあったっけな」
「お引っ越しをされるのですか?宜しければ良いマンションをご紹介しますよ?」
「貴方に紹介されても全くの無意味なのですが、一応教えてください」
「セキュリティは完璧ですよ。指紋認証、虹彩認識、あとオートロック完備です。それに13階建ての11階ですからそこそこ安心な部類に入るのではないでしょうか?」
「……すみません。色々この際スルーしますが、まさかとは思っています。思っていますが、貴方特定の部屋のことを言っていませんか?」
「はい。僕の部屋ですから」
「満面の笑みで何を言ってるんですか。意味がわかりません」
「こう見えて僕強いんですよ。ボディーガードに如何です?」
「何故私に害を為している人間に守られなければいけないのか」
「え?だって二人で住んだらもう僕が貴女の家に侵入する必要も無くなりますし。貴女にとっても良いことではありませんか?」
「それは、そ……いやいや。違いますよね?納得しかけた私が言うのもなんですが、それ貴方が不法侵入しなければ済む話じゃないですか」
「いつ行っても鍵が変わってるんだからしょうがないじゃないですか」
「唇を尖らせた所で可愛げのかの字もありません。そもそも貴方に鍵は渡してない」
「付き合ってるのに酷いです!あんまりです!」
「すみません。私恋人なんて居ません」
「あんまりです!あんなに愛を語り合った仲じゃないですか!」
「私と貴方の間で交わされた会話とも言えない会話の中で一度として愛などという成分は含まれていなかったと記憶していますが」
「沢山お話したじゃないですか!」
「はあ。「何故ウチに居るんですか?」とか「その下着をどうする気ですか?」とかいうのなら覚えているのですが……」
「会話が通じない男に絡まれて散々な目に遭いました。愚痴に付き合ってください」
「お前さんは俺を一体なんだと思ってるんですかね?」
「……暇人?」
「忙しいに決まってんでしょーが!」
「でも今日は非番だとお聞きしましたが?」
「だからって俺が付き合う義務なんて何処にも見付かりません」
「はあ、まあ貴方もお疲れでしょうし、しょうがないですね。どうやら部屋に盗聴機かカメラが仕込まれていると今日発覚したので、対処法を教えて欲しかったのですが、またの機会にさせて頂きます」
「それを先に言えよ馬鹿!!」