SS 101~120
※ひたすらお馬鹿な会話文です。
「どうやらストーカー被害にあってるみたいなんだけどさ、どうしたら良いと思う?」
「ナニソレ。お前の勘違いとかじゃなくて?」
「最初はそう思ったんだけどね。ここ2週間ずっと視線を感じるの。朝家を出て、夕方に家に帰るまで。それに物が無くなってる気もするし」
「それこそ気のせいじゃね?」
「そうかなー」
「そうだって」
「でもいつもみたいに金縛りにあったりしないしさ、ちょっと不安なんだよね」
「……はい?」
「耳元で男とも女とも子供とも大人とも違う、変な声で囁かれないし。手招きしてる蒼白い腕も見ないし。……視線だけとかホント怖いわー」
物が無くなるのも、また買うのが面倒くさいのにさー。
「いや、お前もっと違う所に驚けよ!」
「なに?急に大きな声出さないでよ」
「大きな声もそりゃあ出したくなりますわ!お前どんな日常送ってんの!?知りたくないけどなっ!つーか、大体分かっちまったよコノヤロー!!」
「え、何キレてんの?」
「キレたくもなるわ!お前、ストーカーと同レベルでヤバイもんとエンカウントしてるからね!?どっちも危険物だからね!?」
「あー。やっぱ怖い?」
「怖くなんかないったらないって言いたいけど普通に怖いよ!だってチキンだもの!!」
「うんうん。怖いよねー。ストーカー。どうすれば居なくなってくれるのかな?もしくはどうやったら物が無くならなくなると思う?」
「だから!そこじゃねぇよ!いや、それも確かに問題かも知れねぇけど!オレが言いたいのはそれじゃねぇよ!!」
「あのね。別に今まで危害が加えられた訳じゃないし、そんな良く分からないモノより私にとっては実際に失せ物が出てるストーカーのが怖いし、最重要な案件なんだよ。そこんとこおーけー?」
「金縛りは危害の内に入らんのか」
「それは慣れってやつだよ」
「オレはそんなことを笑って言うお前のが怖ぇけど、まあ、確かに。ストーカーが本当なら当事者であるお前は怖いわな」
「何か失礼なこと言ってない?まあ、良いけどさ。――ところでストーカー撃退方法はピアノ線とチェーンソーどっちが有効だと思う?」
「……は?」
「やっぱり音が大きいチェーンソーより、ピアノ線かな?でも結構近づかないといけない訳だし致命傷を与えられるチェーンソー?でも重いから悩むんだよねぇ」
「待て待て待て!!どうしてそんな話になってんの!?それを何に使うつもりだ!?というかそれ以前に誰に使う気だよ!!」
「家にある殺傷能力が高い道具がそれしか無くてさー。あ、普通にスタンガンもあるんだけど、正直つまんないし」
「問いに対する答えになってないようでなってるね!ありがとう!そして分かってた!超分かってた!でも正直分かりたくはなかったかな!!」
「さっきから叫んでばっかりだけど、どうしたの?情緒不安定?」
「九割方お前のせいでな!」
「それは大変だ。早く保健室に行こう。私も付いてくから、午後の授業をサボって一緒にストーカー反撃方法を考えようね」
「何の魅力も感じないお誘いだが全力でお断りさせて頂きます!そんな危ない道具を使おうとする反撃会議なんざ死んでも加わりたくねぇよ!」
「遠慮はしなくていいよ。さぁ、行こう」
「絶対嫌だ!」
「もー。嫌だ嫌だって駄々こねないの。駄々っ子ですかー。とりあえず保健室行く前にあそこのお花畑でお話しよう」
「お前ナニ見えてんの?そして何故オレをそんなとんでもない所に連れていこうとしてんの?」
「え?綺麗な場所で話し合えば分かってくれると思ってるからだけど」
「無自覚か!無自覚でオレを殺そうとしてんのか!分かった!分かりました!話し合いは保健室でしよう!」
「えー…綺麗な川もあるのに」
「ならこうしよう!ストーカーが居なくなるまで送り迎えもしてやるから良くわからん花畑には連れていかないでください!」
「あ、ほんとに?それなら安心だね」
「ああ、出来る限り守ってやっから安心しろよ」
「いつに無く男前な姿にときめいちゃうよ。この流れで一緒に川遊びにでも興じないかい」
「だから!どうしてそう不可思議な場所に自ら行きたがるの!?馬鹿なのか!?馬鹿なんだな!!知ってたけど!!」
「あ、見知らぬおばあちゃんが手招きしてる。行ってみよっか」
「お前ほんと……人の話を聞け!」
「どうやらストーカー被害にあってるみたいなんだけどさ、どうしたら良いと思う?」
「ナニソレ。お前の勘違いとかじゃなくて?」
「最初はそう思ったんだけどね。ここ2週間ずっと視線を感じるの。朝家を出て、夕方に家に帰るまで。それに物が無くなってる気もするし」
「それこそ気のせいじゃね?」
「そうかなー」
「そうだって」
「でもいつもみたいに金縛りにあったりしないしさ、ちょっと不安なんだよね」
「……はい?」
「耳元で男とも女とも子供とも大人とも違う、変な声で囁かれないし。手招きしてる蒼白い腕も見ないし。……視線だけとかホント怖いわー」
物が無くなるのも、また買うのが面倒くさいのにさー。
「いや、お前もっと違う所に驚けよ!」
「なに?急に大きな声出さないでよ」
「大きな声もそりゃあ出したくなりますわ!お前どんな日常送ってんの!?知りたくないけどなっ!つーか、大体分かっちまったよコノヤロー!!」
「え、何キレてんの?」
「キレたくもなるわ!お前、ストーカーと同レベルでヤバイもんとエンカウントしてるからね!?どっちも危険物だからね!?」
「あー。やっぱ怖い?」
「怖くなんかないったらないって言いたいけど普通に怖いよ!だってチキンだもの!!」
「うんうん。怖いよねー。ストーカー。どうすれば居なくなってくれるのかな?もしくはどうやったら物が無くならなくなると思う?」
「だから!そこじゃねぇよ!いや、それも確かに問題かも知れねぇけど!オレが言いたいのはそれじゃねぇよ!!」
「あのね。別に今まで危害が加えられた訳じゃないし、そんな良く分からないモノより私にとっては実際に失せ物が出てるストーカーのが怖いし、最重要な案件なんだよ。そこんとこおーけー?」
「金縛りは危害の内に入らんのか」
「それは慣れってやつだよ」
「オレはそんなことを笑って言うお前のが怖ぇけど、まあ、確かに。ストーカーが本当なら当事者であるお前は怖いわな」
「何か失礼なこと言ってない?まあ、良いけどさ。――ところでストーカー撃退方法はピアノ線とチェーンソーどっちが有効だと思う?」
「……は?」
「やっぱり音が大きいチェーンソーより、ピアノ線かな?でも結構近づかないといけない訳だし致命傷を与えられるチェーンソー?でも重いから悩むんだよねぇ」
「待て待て待て!!どうしてそんな話になってんの!?それを何に使うつもりだ!?というかそれ以前に誰に使う気だよ!!」
「家にある殺傷能力が高い道具がそれしか無くてさー。あ、普通にスタンガンもあるんだけど、正直つまんないし」
「問いに対する答えになってないようでなってるね!ありがとう!そして分かってた!超分かってた!でも正直分かりたくはなかったかな!!」
「さっきから叫んでばっかりだけど、どうしたの?情緒不安定?」
「九割方お前のせいでな!」
「それは大変だ。早く保健室に行こう。私も付いてくから、午後の授業をサボって一緒にストーカー反撃方法を考えようね」
「何の魅力も感じないお誘いだが全力でお断りさせて頂きます!そんな危ない道具を使おうとする反撃会議なんざ死んでも加わりたくねぇよ!」
「遠慮はしなくていいよ。さぁ、行こう」
「絶対嫌だ!」
「もー。嫌だ嫌だって駄々こねないの。駄々っ子ですかー。とりあえず保健室行く前にあそこのお花畑でお話しよう」
「お前ナニ見えてんの?そして何故オレをそんなとんでもない所に連れていこうとしてんの?」
「え?綺麗な場所で話し合えば分かってくれると思ってるからだけど」
「無自覚か!無自覚でオレを殺そうとしてんのか!分かった!分かりました!話し合いは保健室でしよう!」
「えー…綺麗な川もあるのに」
「ならこうしよう!ストーカーが居なくなるまで送り迎えもしてやるから良くわからん花畑には連れていかないでください!」
「あ、ほんとに?それなら安心だね」
「ああ、出来る限り守ってやっから安心しろよ」
「いつに無く男前な姿にときめいちゃうよ。この流れで一緒に川遊びにでも興じないかい」
「だから!どうしてそう不可思議な場所に自ら行きたがるの!?馬鹿なのか!?馬鹿なんだな!!知ってたけど!!」
「あ、見知らぬおばあちゃんが手招きしてる。行ってみよっか」
「お前ほんと……人の話を聞け!」