ビッチ審神者と刀剣男士

「宗三さん」

「なんですか?」

「何かウチの刀剣色狂い多くない?」

「はあ」

「しかも私じゃないと勃たないとか言うし……私は一人しか居ないから相手出来る人数は限られてるんだけねぇ」

「それは貴女が僕達を手込めにしたからでしょう?」

「手込めにも捌け口にもしてないわよ」

「そもそも短刀以外全員食ってるじゃないですか、貴女」

「短刀と蛍丸は食べちゃ駄目だと流石に自制したわ」

「小夜に手を出していたら何するか分かりませんからね?」

「だいじょーぶだいじょーぶ。私が手ぇ出すのは打刀以上って決めてるから」

「なら良いんですけど」

「それで、今日の相手は誰にするんです?」

「御手杵ちゃんかなぁ」

「……またですか」

「私の性力に付き合えるだけの刀が御手杵しか居ないんだもの。次点は蜻蛉切。太くて大きくてキモチイイから好きよ」

「……僕の前で他の刀剣を褒めるとは。相変わらずまいぺーすですね。主は。――僕では駄目ですか……?」

「色気出してもだぁめ。宗三さん首絞めてくるんだもの」

「貴女の苦痛に歪んだ顔がいとおしくて、つい」

「つい、で済まされてもねぇ?」

「ご奉仕は沢山して差し上げますよ」

「次の機会に楽しみにしてるわぁ」

「つれませんねぇ」

「私を惹き付けたければテク磨きなさい」

「偉そうですね」

「主ですから」

「そんな所にも惹き付けられているのだから性質が悪いですよ。貴女は」

「ふふ。褒め言葉ね」


宗三左文字:行為中の首絞め
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