過去拍手お礼文

おはようからおやすみまで全ての時間を見守りたい。
最初はその程度の気持ちだったんだ。
けれど次第とその思いは変わっていき。
四六時中君を愛でていたい。
君の視界に入っていたい。
君が口に入れる全てのものを俺が作りたい。
俺が作ったものだけを口にする君を眺めていたい。
君と俺だけの世界。
それはなんと甘美な世界だろか。


「ねえ?そう思いませんか?」

「とりあえずお前が危険だって事だけは分かった。後輩に恋するのは勝手だが犯罪者の友人にはなりたくない」

「俺は犯罪を犯す気はありませんよ。ただちょっと―――半永久的に彼女を閉じ込めたいなと思う程度です」

「監禁が犯罪じゃないって俺始めて知ったわー」


思考がブッ飛んでる友人を見て目がかなりマジな事から「あ、こいつヤバイ」と感じた俺が出来る事は。
せめて後輩のあの子が理不尽な形で恋に盲目な友人に監禁されないようにしてやることだけだろう。


(友人が犯罪者になりませんように)


そう願いながら。
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