過去拍手お礼文
「……」
ある日、学校へと行こうと歩いていた先で待ち受けていたのは、ファンタジーな世界でも、恋物語が始まる予感でもなく。
——変態露出魔でした。
「あ、もしもし?歩く変態と書いてストーカーが道端でまるで弁慶の立ち往生の如く微動だにしないで立っているんですけど。全裸で」
『なんでそんなに変態に好かれるんだ、お前は……』
「……さあ?」
首を傾げた時、ひらりと制服のスカートのポケットに入っていたハンカチが落ちました。
「あっ!あなたは僕の愛しき人!」
「愛しき人とやらには覚えがないけれども、私のハンカチを素早く捕らえた変態がハンカチを咥えながらジリジリ近寄ってきた……。何これゾンビ映画の撮影か何か?」
『冷静に言ってるけど逃げような?お兄さんまだ職務時間外だから行けないんだわ』
「警察のお兄さんがそんなこと言います?普通。結構な事態が起きてるんですから早く来てください」
「そんな電子機器と話していないで、僕を見てくださいよ……!この……!あなたの為に鍛え抜いた身体を……!あと良ければ下半身も見て!重点的に見て!」
「聞きました。お兄さん。そろそろアレ捕まえられるんじゃないですかね?」
『あ、悪ぃ。ニュースに夢中で全然聞いてなかった』
「しっかりしてくださいよ公僕」
そんなこんなで私は朝の朝礼に遅れましたとさ。ちゃんちゃん。
「いや?これ私が悪いのかな?」
「ああ……!首を傾げるあなたも美しい……!」
「はいはい。変態ストーカー野郎?加減を覚えようなぁ、加減を」
「ソレが兄に対する言い方か公僕!」
「兄とか認めたくない。いい加減縁切りてェ……」
ある日、学校へと行こうと歩いていた先で待ち受けていたのは、ファンタジーな世界でも、恋物語が始まる予感でもなく。
——変態露出魔でした。
「あ、もしもし?歩く変態と書いてストーカーが道端でまるで弁慶の立ち往生の如く微動だにしないで立っているんですけど。全裸で」
『なんでそんなに変態に好かれるんだ、お前は……』
「……さあ?」
首を傾げた時、ひらりと制服のスカートのポケットに入っていたハンカチが落ちました。
「あっ!あなたは僕の愛しき人!」
「愛しき人とやらには覚えがないけれども、私のハンカチを素早く捕らえた変態がハンカチを咥えながらジリジリ近寄ってきた……。何これゾンビ映画の撮影か何か?」
『冷静に言ってるけど逃げような?お兄さんまだ職務時間外だから行けないんだわ』
「警察のお兄さんがそんなこと言います?普通。結構な事態が起きてるんですから早く来てください」
「そんな電子機器と話していないで、僕を見てくださいよ……!この……!あなたの為に鍛え抜いた身体を……!あと良ければ下半身も見て!重点的に見て!」
「聞きました。お兄さん。そろそろアレ捕まえられるんじゃないですかね?」
『あ、悪ぃ。ニュースに夢中で全然聞いてなかった』
「しっかりしてくださいよ公僕」
そんなこんなで私は朝の朝礼に遅れましたとさ。ちゃんちゃん。
「いや?これ私が悪いのかな?」
「ああ……!首を傾げるあなたも美しい……!」
「はいはい。変態ストーカー野郎?加減を覚えようなぁ、加減を」
「ソレが兄に対する言い方か公僕!」
「兄とか認めたくない。いい加減縁切りてェ……」
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