君の笑顔を思い出せない
俺ばかりが好きだと思ってた。
派手な外見で、それに見合った言動しかしなかった俺が、地味であまり目立つことを好まないなずなちゃんを好きになった。
最初はなずなちゃんも中々信じてくれなくて。
冗談だと相手にしてくれなかったけれど。
でも、いつしか俺を俺として見てくれるようになって。
俺の好意に応えてくれて。
最初は目が合うだけで幸せだった。
言葉を交わせたら、嬉しくて死にそうになった。
それくらいなずなちゃんを好きだった筈なのに――
どこから間違えたかと聞かれたら。
きっと最初からなんだ。
俺が君を試すような事をしなければ。
君の『好き』を信じられていれば。
なずなちゃんは今も、俺の側で笑っていてくれていたのだろうか?
(今はもう、泣き顔しか思い出せないけれど)
派手な外見で、それに見合った言動しかしなかった俺が、地味であまり目立つことを好まないなずなちゃんを好きになった。
最初はなずなちゃんも中々信じてくれなくて。
冗談だと相手にしてくれなかったけれど。
でも、いつしか俺を俺として見てくれるようになって。
俺の好意に応えてくれて。
最初は目が合うだけで幸せだった。
言葉を交わせたら、嬉しくて死にそうになった。
それくらいなずなちゃんを好きだった筈なのに――
どこから間違えたかと聞かれたら。
きっと最初からなんだ。
俺が君を試すような事をしなければ。
君の『好き』を信じられていれば。
なずなちゃんは今も、俺の側で笑っていてくれていたのだろうか?
(今はもう、泣き顔しか思い出せないけれど)