いつかの夕焼けはまた赤くなる【長編】
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母さんの実家はJRでないと行けない、くっそ不便な場所にある。
まあ、家を買ったのはおばあ(母方の祖母)だから文句は言えないんだけど……。
とゆことで仕方なしにJRに向かう我ら8人一行。
何年だ……少なくとも10年近く会ってなかったし、何も連絡もしてなかったんだよね。
携帯も持ってなかったから私は電話番号が知らなかったわけだけど……
「なんで私の電話番号分かったの?」
「それはザカオのファインプレーなんだよね」
「ザカオの?」
何故かドヤ顔をなさるぺけたん氏。
隣でザカオが照れたように頬をかいている。
「ほら、小学校の頃さ連絡網ってあったの覚えてない?」
「あー、なんかあったよね」
ザカオは嬉しそうに頷くとそれだよと言った。
なるほど、連絡網なら確かに私の番号は乗ってる。
「にしても、よくまだ持ってたね」
「それな!」
振り向いて同意を示したのはマサイ。
「まあ、俺も少し前までその存在忘れてたんだけどね」
なんで別れ際に皆と連絡の交換をしてなかったんだろう……って引っ越したあとは何回も考えてた。
「そういやさ、お前って彼氏いんの?」
「唐突ですね、シルクロードさん……」
私の前を歩いてたシルクは、後ろ向きに歩きながら聞いてきた。
他のメンバーも興味があるのか、こちらを凝視していた。
「いるように見える?」
「見えなくはないな。見ようと思えば」
「まどろっこしいなぁ」
私はハンドバッグを肩に持ち直すと、改めて全員を見渡した。
「電車来たよー」
答えを言わないままで私は来た電車に飛び乗った。
慌てたように皆もあとに続いて乗ってきた。
今日は残念ながらゴールデンウィーク初日。
電車の中は満員状態。
私が扉近くの手すりに寄りかかって、その周りをFischer'sが囲んでる。
傍から見たらFischer'sがセクハラしてるよ……。
「車で来てればよかった……」
「そこまでしてもらうのは悪いって」
私の独り言をマサイは拾って返事をした。
まあ、満員状態の電車なもんだからどれだけ小さい声で呟いても聞こえるんだろうけど。
たとえ車で来ても全員乗せられるわけないけどね。
まあ、家を買ったのはおばあ(母方の祖母)だから文句は言えないんだけど……。
とゆことで仕方なしにJRに向かう我ら8人一行。
何年だ……少なくとも10年近く会ってなかったし、何も連絡もしてなかったんだよね。
携帯も持ってなかったから私は電話番号が知らなかったわけだけど……
「なんで私の電話番号分かったの?」
「それはザカオのファインプレーなんだよね」
「ザカオの?」
何故かドヤ顔をなさるぺけたん氏。
隣でザカオが照れたように頬をかいている。
「ほら、小学校の頃さ連絡網ってあったの覚えてない?」
「あー、なんかあったよね」
ザカオは嬉しそうに頷くとそれだよと言った。
なるほど、連絡網なら確かに私の番号は乗ってる。
「にしても、よくまだ持ってたね」
「それな!」
振り向いて同意を示したのはマサイ。
「まあ、俺も少し前までその存在忘れてたんだけどね」
なんで別れ際に皆と連絡の交換をしてなかったんだろう……って引っ越したあとは何回も考えてた。
「そういやさ、お前って彼氏いんの?」
「唐突ですね、シルクロードさん……」
私の前を歩いてたシルクは、後ろ向きに歩きながら聞いてきた。
他のメンバーも興味があるのか、こちらを凝視していた。
「いるように見える?」
「見えなくはないな。見ようと思えば」
「まどろっこしいなぁ」
私はハンドバッグを肩に持ち直すと、改めて全員を見渡した。
「電車来たよー」
答えを言わないままで私は来た電車に飛び乗った。
慌てたように皆もあとに続いて乗ってきた。
今日は残念ながらゴールデンウィーク初日。
電車の中は満員状態。
私が扉近くの手すりに寄りかかって、その周りをFischer'sが囲んでる。
傍から見たらFischer'sがセクハラしてるよ……。
「車で来てればよかった……」
「そこまでしてもらうのは悪いって」
私の独り言をマサイは拾って返事をした。
まあ、満員状態の電車なもんだからどれだけ小さい声で呟いても聞こえるんだろうけど。
たとえ車で来ても全員乗せられるわけないけどね。