いつかの夕焼けはまた赤くなる【長編】
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お昼ご飯も手早く済ませ、私達はまたも車に乗りこんだ。
次に向かうのは
「小樽〜?」
「あれ、シルク知らない?」
「いや、知ってるけどよ」
シルク曰く、小樽って何あんだよって事らしい。
正直言ってそんなの私が知りたい。
けど、母さんが
『北海道と言えば小樽よ!小樽!近場だし何よりルタオよ!お土産よろしくね』
とのこと。
あんまり詳しいことは正直分からん。
ただ、ルタオってとこのチーズケーキがめちゃくちゃ美味いってことは知ってる。
大方小樽運河行って終わりだろうな〜なんて考えていた私は、この考えが甘いことに後々気付かされる事になる。
「だァァァァ!体痛ぇ!」
車から降りて開口一番、シルクはそう叫んだ。
スープカレーを食べたところから小樽までは車で40分強くらい。
確かに座りっぱなしだったから少し体が痛い。
けど、私がそこまで叫ぶほどじゃないのは運転席にいた事が功を奏した。
なぜなら……
「車ん中でナンジャモンジャやるからだろ」
「言い出したの誰だよ」
「お前だよ」
シルクは前屈運動をしながら隣のマサイを睨んだ。
何故かこいつら、車の中だっていうのにナンジャモンジャゲームを始めた。
言い出したのはマサイ。
笑顔で鞄を漁ったかと思うとナンジャモンジャゲームを取り出してシルクに手渡した。
ゲーム自体は体が痛くなる訳じゃないけど、何度か車が揺れるたびにカードが座席の下に落ちる。
それを必死に回収していたのがシルクだった。
「運転が下手なもんでねぇー?どうもすみませーん」
「別にお前に文句は言ってねぇだろ」
皆は小樽をざっと見回すと一言、
「何にもねぇな」
「やめい」
分かっちゃいたが案の定皆はそう言った。
近くのパーキングに車を止め、皆と小樽運河を歩く。
勿論、マサイはカメラを回してる。
「で、この後はどちらへ?」
「決めてない」
私が軽くドヤりながら言うと、モトキにしばかれた。
「あ、観覧車!」
「ホントだ」
ンダホが指を指す方には小さい影で観覧車があった。
回ってんのか?といいながら皆で目を凝らすと、勿論回っていた。
「えーと……」
「行こうぜ!」
「ですよねぇ〜……」
何故か楽しそうなシルクに連れられて私たち一行は観覧車を目指した。
次に向かうのは
「小樽〜?」
「あれ、シルク知らない?」
「いや、知ってるけどよ」
シルク曰く、小樽って何あんだよって事らしい。
正直言ってそんなの私が知りたい。
けど、母さんが
『北海道と言えば小樽よ!小樽!近場だし何よりルタオよ!お土産よろしくね』
とのこと。
あんまり詳しいことは正直分からん。
ただ、ルタオってとこのチーズケーキがめちゃくちゃ美味いってことは知ってる。
大方小樽運河行って終わりだろうな〜なんて考えていた私は、この考えが甘いことに後々気付かされる事になる。
「だァァァァ!体痛ぇ!」
車から降りて開口一番、シルクはそう叫んだ。
スープカレーを食べたところから小樽までは車で40分強くらい。
確かに座りっぱなしだったから少し体が痛い。
けど、私がそこまで叫ぶほどじゃないのは運転席にいた事が功を奏した。
なぜなら……
「車ん中でナンジャモンジャやるからだろ」
「言い出したの誰だよ」
「お前だよ」
シルクは前屈運動をしながら隣のマサイを睨んだ。
何故かこいつら、車の中だっていうのにナンジャモンジャゲームを始めた。
言い出したのはマサイ。
笑顔で鞄を漁ったかと思うとナンジャモンジャゲームを取り出してシルクに手渡した。
ゲーム自体は体が痛くなる訳じゃないけど、何度か車が揺れるたびにカードが座席の下に落ちる。
それを必死に回収していたのがシルクだった。
「運転が下手なもんでねぇー?どうもすみませーん」
「別にお前に文句は言ってねぇだろ」
皆は小樽をざっと見回すと一言、
「何にもねぇな」
「やめい」
分かっちゃいたが案の定皆はそう言った。
近くのパーキングに車を止め、皆と小樽運河を歩く。
勿論、マサイはカメラを回してる。
「で、この後はどちらへ?」
「決めてない」
私が軽くドヤりながら言うと、モトキにしばかれた。
「あ、観覧車!」
「ホントだ」
ンダホが指を指す方には小さい影で観覧車があった。
回ってんのか?といいながら皆で目を凝らすと、勿論回っていた。
「えーと……」
「行こうぜ!」
「ですよねぇ〜……」
何故か楽しそうなシルクに連れられて私たち一行は観覧車を目指した。