いつかの夕焼けはまた赤くなる【長編】
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注文をとり終えて美咲に注文表を返して元の席に座ると、モトキが隣から頬をつついてきた。
「そう言えば、他のお客さんやお店は大丈夫なの?」
「確かに、俺ら結構騒いでたもんな」
私に怒るより先にお店やお客さんの心配をするモトキとザカオ。
流石です。
「大丈夫、ちゃんと許可は得てる」
「お客さんも?」
「もっきゅんは心配性だなぁ〜」
「だって、結構人いたし……」
もっきゅんと言いながら頬をつつくと、モトキは照れたように顔を背けて小さな声で呟いた。
「いーなー、俺もつんつんされたいー」
「ぺけたん、この前会ってからやけに甘えてくんね?どした?」
「んー?別に?小夏に甘えたいだけ」
「ちょ、カメラ」
ぺけたんが突然本名を、出してきたので私は慌ててマサイの方を見た。
マサイは一度頷くとカメラの画面を見せてきた。
カメラはもちろん回ってなかった。
「あいよ、お待ちどうさん!」
「あ、ありがとうございます」
少しの間皆で話していると、カレーが運ばれてきた。
ザカオがお礼を言う横で私も厨房に取りに向かった。
……いやだから、ドッキリの協力の代わりにって手伝わされてんだって……。
何度かここの店は手伝ったこともあって、どれが何カレーかくらいは易々と見分けられる。
ついでに辛さも。
「よっしゃ揃ったな?」
「おっけー」
「んじゃ、いただきまーす」
各々がカレーを食べ出す。
私も、素揚げされたじゃがいもをスプーンで小さくして口に運んだ。
素揚げされているため、変に溶けてないじゃがいもは外はカラッとして中はホクホクでほんのり甘くてピリッとするカレールーと絡まって美味しかった。
半分くらい食べ終えた頃、隣から目線を感じて目を向けた。
目線の主は、楽しそうにカメラを構えたマサイだった。
「セカンダリ?」
「さあな。シルクの編集次第だろ」
「確かに」
見ると、ずっとカメラを構えていたのかマサイのカレーは全然減っていなかった。
私はマサイからカメラを受け取ると、お返しと言わんばかりにマサイを撮りまくった。
「ん〜お兄さんいいよぉ〜」
「どこのパパラッチだよ」
「性別的にはパパじゃなくてママだと思うんだが?」
「えっ」
「えってなんだ、えって。そんなに意外か」
「うん」
「ぬっとばすぞてめぇ」
私がそういうと楽しそうに笑ったマサイは、どんどんカレーを消化していった。
私はそんなマサイからモトキにカメラを向けた。
「モトキ〜」
「ん?あ、今はハコナが撮ってるの?」
「そそ。ってお前凄いな……それ10辛だろ?」
「らしいよね」
「辛くねぇの?」
「全然」
私とシルクは二人でへぇ〜と声を上げた。
「そう言えば、他のお客さんやお店は大丈夫なの?」
「確かに、俺ら結構騒いでたもんな」
私に怒るより先にお店やお客さんの心配をするモトキとザカオ。
流石です。
「大丈夫、ちゃんと許可は得てる」
「お客さんも?」
「もっきゅんは心配性だなぁ〜」
「だって、結構人いたし……」
もっきゅんと言いながら頬をつつくと、モトキは照れたように顔を背けて小さな声で呟いた。
「いーなー、俺もつんつんされたいー」
「ぺけたん、この前会ってからやけに甘えてくんね?どした?」
「んー?別に?小夏に甘えたいだけ」
「ちょ、カメラ」
ぺけたんが突然本名を、出してきたので私は慌ててマサイの方を見た。
マサイは一度頷くとカメラの画面を見せてきた。
カメラはもちろん回ってなかった。
「あいよ、お待ちどうさん!」
「あ、ありがとうございます」
少しの間皆で話していると、カレーが運ばれてきた。
ザカオがお礼を言う横で私も厨房に取りに向かった。
……いやだから、ドッキリの協力の代わりにって手伝わされてんだって……。
何度かここの店は手伝ったこともあって、どれが何カレーかくらいは易々と見分けられる。
ついでに辛さも。
「よっしゃ揃ったな?」
「おっけー」
「んじゃ、いただきまーす」
各々がカレーを食べ出す。
私も、素揚げされたじゃがいもをスプーンで小さくして口に運んだ。
素揚げされているため、変に溶けてないじゃがいもは外はカラッとして中はホクホクでほんのり甘くてピリッとするカレールーと絡まって美味しかった。
半分くらい食べ終えた頃、隣から目線を感じて目を向けた。
目線の主は、楽しそうにカメラを構えたマサイだった。
「セカンダリ?」
「さあな。シルクの編集次第だろ」
「確かに」
見ると、ずっとカメラを構えていたのかマサイのカレーは全然減っていなかった。
私はマサイからカメラを受け取ると、お返しと言わんばかりにマサイを撮りまくった。
「ん〜お兄さんいいよぉ〜」
「どこのパパラッチだよ」
「性別的にはパパじゃなくてママだと思うんだが?」
「えっ」
「えってなんだ、えって。そんなに意外か」
「うん」
「ぬっとばすぞてめぇ」
私がそういうと楽しそうに笑ったマサイは、どんどんカレーを消化していった。
私はそんなマサイからモトキにカメラを向けた。
「モトキ〜」
「ん?あ、今はハコナが撮ってるの?」
「そそ。ってお前凄いな……それ10辛だろ?」
「らしいよね」
「辛くねぇの?」
「全然」
私とシルクは二人でへぇ〜と声を上げた。