いつかの夕焼けはまた赤くなる【長編】
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回転扉を押して中に入ると、ガラスの水槽がお客様を迎える。
その中には、美しくも珍しい泳ぐ天使……
「クリオネじゃん」
「おいこら、ダーマァァァ!」
せっかくの説明をサラッと取られた挙句、そんなに感動していないダーマに思わず掴みかかった。
「可愛い可愛い天使の説明をとんなや!」
「何の話してんだよ」
「読む人が飽きるからって言う理由から説明を入れたくないにも関わらず、入れざる得ない状況でっ!せっかく天使の説明しようとしてんだろうが!」
「長ぇし何の話かわかんねぇよ!」
怒鳴られるダーマも理由が分かっていないらしく、逃げようと必死になっている。
こんな風に私がダーマとイチャついているのを尻目に、マサイはカメラでクリオネを撮影。
シルクとモトキ、ぺけたんはクリオネに見入って、ンダホとザカオは入口横のキャンディショップにある観覧車の列に並んでいた。
「ちっ……お前なんてクリオネに捕食されればいいんだ」
「何言ってんだ……」
「知らないだろうけど、クリオネって捕食するとき頭から触手のばして絡めとって食うんだぜ」
「……きもっ」
「だしょ!?」
「いや、クリオネの話というよりお前のモノマネの方な」
「……うるへ」
そんなに気持ち悪いモノマネしてないんだけど……?
ただ、両手を頭の上でウネウネと揺らして口をわっと開いてるだけなんだけど。
……キモいわ。
「ハコナ〜、これ何〜?」
声のする方を向くと、ンダホとザカオが観覧車を珍しそうに見つめていた。
私はダーマと、そっちの方へ歩みを進めて100円玉を投入した。
すると、観覧車から楽しげな音楽がなり、光りだした。
「ほら、回して回して」
「あ、うん!」
ンダホは嬉しそうに観覧車の下についたハンドルを回した。
ハンドルと連動して観覧車も回り出した。
しばらくそうしてると、カタンと音がして飴が落ちた。
「何味?」
「ソーダ」
ンダホの手元をザカオがのぞき込み、ンダホは笑顔で答えた。
「ダーマもやんねぇの?」
「いや、俺はいい……」
「ほーん。んじゃ、次は僕がやるわー」
そう言って私もお金を入れてハンドルを回した。
そして、落ちてきた飴を手に取って半分に折った。
「ほらよ」
「なっ……」
「グレープ味。一人でこんなでけぇの食えねぇからさ」
私が笑いながら折った飴を頬張ってると、ダーマも渋々といった感じで飴を食べた。
「んまいっしょ?」
「んあー……甘ぇー」
その中には、美しくも珍しい泳ぐ天使……
「クリオネじゃん」
「おいこら、ダーマァァァ!」
せっかくの説明をサラッと取られた挙句、そんなに感動していないダーマに思わず掴みかかった。
「可愛い可愛い天使の説明をとんなや!」
「何の話してんだよ」
「読む人が飽きるからって言う理由から説明を入れたくないにも関わらず、入れざる得ない状況でっ!せっかく天使の説明しようとしてんだろうが!」
「長ぇし何の話かわかんねぇよ!」
怒鳴られるダーマも理由が分かっていないらしく、逃げようと必死になっている。
こんな風に私がダーマとイチャついているのを尻目に、マサイはカメラでクリオネを撮影。
シルクとモトキ、ぺけたんはクリオネに見入って、ンダホとザカオは入口横のキャンディショップにある観覧車の列に並んでいた。
「ちっ……お前なんてクリオネに捕食されればいいんだ」
「何言ってんだ……」
「知らないだろうけど、クリオネって捕食するとき頭から触手のばして絡めとって食うんだぜ」
「……きもっ」
「だしょ!?」
「いや、クリオネの話というよりお前のモノマネの方な」
「……うるへ」
そんなに気持ち悪いモノマネしてないんだけど……?
ただ、両手を頭の上でウネウネと揺らして口をわっと開いてるだけなんだけど。
……キモいわ。
「ハコナ〜、これ何〜?」
声のする方を向くと、ンダホとザカオが観覧車を珍しそうに見つめていた。
私はダーマと、そっちの方へ歩みを進めて100円玉を投入した。
すると、観覧車から楽しげな音楽がなり、光りだした。
「ほら、回して回して」
「あ、うん!」
ンダホは嬉しそうに観覧車の下についたハンドルを回した。
ハンドルと連動して観覧車も回り出した。
しばらくそうしてると、カタンと音がして飴が落ちた。
「何味?」
「ソーダ」
ンダホの手元をザカオがのぞき込み、ンダホは笑顔で答えた。
「ダーマもやんねぇの?」
「いや、俺はいい……」
「ほーん。んじゃ、次は僕がやるわー」
そう言って私もお金を入れてハンドルを回した。
そして、落ちてきた飴を手に取って半分に折った。
「ほらよ」
「なっ……」
「グレープ味。一人でこんなでけぇの食えねぇからさ」
私が笑いながら折った飴を頬張ってると、ダーマも渋々といった感じで飴を食べた。
「んまいっしょ?」
「んあー……甘ぇー」