いつかの夕焼けはまた赤くなる【長編】
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「よしゃっ、噛まずに言えた!マサイー、尺は?」
小夏は、嬉しそうな表情でカメラの停止ボタンを押しに行ったマサイに聞いた。
マサイはカメラで確認しながら
「結構短い」
と、笑って言った。
「まじか」
「つか、ここがハコナの家だってことも言ってねえし」
「忘れてたわ」
シルクの指摘に小夏は誤魔化すように笑うと、
「撮り直す?」
と、全員に聞いた。
皆は、小夏が取り直したいなら。と、頷いた。
「じゃあ取り直そう。個人的にはこれ納得いかなくなった」
「悪くはなかったけどね」
「さりげなくカバーとな?ぺけたん優し」
ぺけたんのそんなことないよという笑顔に、他のメンバーがジト目で見つめていたのは気のせいではない。
何回か取り直した後、ようやく納得のいくものが取れたのはテイク3くらいだった。
後片付けをしてると、小夏にンダホが
「そういえば、ハコナは僕っ子なんだね」
「ンダホってば、いいとこに気づくね」
「そう?ね、なんで?」
と、聞いてきた。
「特に理由はないよ?ただ、高校んとき僕っ子でさ。
意外と楽だったんだよね」
「普段は私だよね」
「もっきゅん、よく見てる……聞いてるね。
普段はなるべく、ね。流石に20歳過ぎても僕っ子って辛いかなって」
「なら動画も私にすればよかったんじゃね」
「いやあ、最初の動画でふざけて僕っ子でやってたら視聴者のひとがハマっちゃって」
「要はふざけてってことな」
「シルク、要約しすぎなー」
小夏の話が終わる頃には機材の片付けは終わっており、皆は軽く飲み直していた。
小夏が声をかけたことで、モトキとぺけたんが手伝い、リビングはFischer'sの寝室と化した。
「もっかい枕投げやるか?」
「次は皆でやる?」
「お前ら、時間見てから言ってくれよ……?」
枕をお手玉のように上に投げているシルクとザカオに小夏は慌てて忠告した。
笑いながら頷く二人を訝しげに見つめながら小夏はキッチンへ行った。
「ハコナ、なに作ってんだ?」
「軽食。せっかくお酒あんのにつまみないの寂しいっしょ」
ビールを取りに来たらしいシルクに、小夏は箸でつまんだお肉を口元へ持っていった。
「な、なんだよ」
「あれ、いらないの?」
「いる!」
食い気味に言うシルクに、笑いかけて箸を落としそうになるのを堪えながら再度
「ほら、あーん」
と、言った。
小夏は、嬉しそうな表情でカメラの停止ボタンを押しに行ったマサイに聞いた。
マサイはカメラで確認しながら
「結構短い」
と、笑って言った。
「まじか」
「つか、ここがハコナの家だってことも言ってねえし」
「忘れてたわ」
シルクの指摘に小夏は誤魔化すように笑うと、
「撮り直す?」
と、全員に聞いた。
皆は、小夏が取り直したいなら。と、頷いた。
「じゃあ取り直そう。個人的にはこれ納得いかなくなった」
「悪くはなかったけどね」
「さりげなくカバーとな?ぺけたん優し」
ぺけたんのそんなことないよという笑顔に、他のメンバーがジト目で見つめていたのは気のせいではない。
何回か取り直した後、ようやく納得のいくものが取れたのはテイク3くらいだった。
後片付けをしてると、小夏にンダホが
「そういえば、ハコナは僕っ子なんだね」
「ンダホってば、いいとこに気づくね」
「そう?ね、なんで?」
と、聞いてきた。
「特に理由はないよ?ただ、高校んとき僕っ子でさ。
意外と楽だったんだよね」
「普段は私だよね」
「もっきゅん、よく見てる……聞いてるね。
普段はなるべく、ね。流石に20歳過ぎても僕っ子って辛いかなって」
「なら動画も私にすればよかったんじゃね」
「いやあ、最初の動画でふざけて僕っ子でやってたら視聴者のひとがハマっちゃって」
「要はふざけてってことな」
「シルク、要約しすぎなー」
小夏の話が終わる頃には機材の片付けは終わっており、皆は軽く飲み直していた。
小夏が声をかけたことで、モトキとぺけたんが手伝い、リビングはFischer'sの寝室と化した。
「もっかい枕投げやるか?」
「次は皆でやる?」
「お前ら、時間見てから言ってくれよ……?」
枕をお手玉のように上に投げているシルクとザカオに小夏は慌てて忠告した。
笑いながら頷く二人を訝しげに見つめながら小夏はキッチンへ行った。
「ハコナ、なに作ってんだ?」
「軽食。せっかくお酒あんのにつまみないの寂しいっしょ」
ビールを取りに来たらしいシルクに、小夏は箸でつまんだお肉を口元へ持っていった。
「な、なんだよ」
「あれ、いらないの?」
「いる!」
食い気味に言うシルクに、笑いかけて箸を落としそうになるのを堪えながら再度
「ほら、あーん」
と、言った。