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Mammy's boy ※





「ん、ハオチー」
「なんで中国語なんですか」
「練習だよ、練習」

キュヒョナが買ってきてくれたタピオカミルクティー。
ソウルで買った割には、本格的で美味しい。

たまには、ワインじゃないのもいい。
食後の時間を、僕の部屋でゆったりと過ごしていた。

「ねえ、オンマ・・・・・あ・・」

キュヒョナは『あ』のかたちで停止した。
珍しく、ちょっと動揺したみたいな顔、してる。

「キュヒョナ」
「・・・・・・はい」
「何回目、だっけ?」

にっこりと口角を上げて問いかける。
聞いた本人は、視線を斜め下に逸らしてる。

「まだ2回くらい・・じゃないですか・・・?」
「5回目だよ、お馬鹿さん」
「・・・・・・痛いです」
「そりゃ、痛くしてるもの」

きゅうきゅう耳を引っ張った。
だって、いいんだよ、こうしたって。
もう言わないって約束したんだから。

「ごめんなさい、ソンミナヒョン」
「呼び直したって、遅いよ」

ハッキリ言って、キュヒョナはマザコンだ。
僕を間違えてオンマって呼ぶことが多々あって。
次にやったら知らないからねって、こないだゆったよね?

「あの・・・」
「約束、守れるよね」

僕の好きにさせてもらうから。
キュヒョナは僕に逆らっちゃ、いけないの。

そういう約束、だった。

微かに頷いたキュヒョナ。
強く掴んでた耳は、離してあげる。



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