lovely day ※
「あ・・ッ、もっとぉ・・」
ベッドの上で俺に正面から跨ったソンミナがむずがる。
真っ白なナース服はわざと脱がさないまま。
ピンクに染まっていく肌とのコントラストが気に入って。
「随分、淫乱なんです・・・ね」
「ひあッ!! あ・・んッ」
突き上げると呼応して大きく揺れる。
そんな動きで頭の上の帽子が外れそうだ。
「ちゃんとつけててくださいよ」
「ん・・ん・・、やー・・ッ」
ピンを留め直してあげる間にも、ゆるゆると動く腰。
ああもう、・・・救いようがない。
「たんさん誘ってるんでしょう? 患者たちをこうやって」
「え・・? あ、んッ・・な・・に?」
こんなナースがいたらさぞかし大変だろうと、そうやって声をかけた。
涙にまみれた目が俺を見る。
「突っ込んでもらえたら誰でもいいんでしょうって、言ったんです」
言っているうちに、その言葉の意味に引っ張られる。
本当にソンミナが、誰とでもしているんじゃないか。
俺が認識していない彼の時間はたくさんある。
妙に乱暴な気持ちになって、粘膜を抉る速度が勝手に増していく。
がくがく震えながらでも、ソンミナは目を逸らさなかった。
「こんなの・・、キュヒョナだけッ・・だよぉッ」
いつのまにか敬語が完全に抜けている。
お遊びと現実がもうごっちゃになってるんだろう。
「本当ですか? こんなに・・すごいのに」
「あ・・ッ、好き・・だから・・、すごい・・のーッ」
大きくグラインドされて俺の目も回る。
いや、その台詞で脳がとろけた所為か。
「・・・・・・ソンミナ」
たまらなくなって、愛しい名前を舌に乗せたら。
呼ばれた彼は天使みたいに綺麗に笑った。
「キュヒョナ・・、好き・・ッ 一緒に・・イこ?」
そんな風に言われて、暴走しないはずがない。
ソンミナの粘膜に包まれた自分のものが、どくんと脈打つのがわかった。
「はい。・・・連れていってください・・・ヒョン」
あ、そういえば・・・演技してたんだった。
でももう、そんなことどうでもいいか。
目の前の恋人に、結局目が眩むんだ。
「ん・・あッ!!・・ねえ・・も、すぐだよ・・ッ」
「わかり・・ます・・、ソンミナ・・すごい・・・」
ソンミナは俺のシャツを握り締めながら、うまく体重を使って擦り付ける。
ぐんぐんとちからが入る器官。
やられてしまう。
どんなに俺がリードしていたって、最終的にはソンミナの手の内だ。
はやく絶頂に手が届くように、お手伝いをするだけ。
「そこ・・すご・・い・・、あ・・ダメ・・・、イクぅ・・ッ」
「お・・れも・・・です」
「んあッ!!・・あ、あ、ああーッ」
「う・・、あ・・・」
ソンミナが大好きな境地に辿りつく。
追い詰められて俺はほぼ同時に吐精した。
自分でも驚く量を注ぎ込みながらも、思う。
真っ白なその姿を、もっとどろどろに汚してしまいたい。
ソンミナから伝染した欲深さを、もう俺は止める気がなかった。