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Wanna play doctor? ※




「ヒョクの体に、どれだけ性感帯があるか、調べよっか?」
「んんうッ!! んーッ」

思った通りだよ!!
そんなの嫌に決まってんじゃん。

そう言ったつもりだけど、口内を掻き回されててうまくいかない。
言葉が使えないならと思って目で訴えるけど、視線がからんだらドンヘはニヘっと笑った。

「可愛いの。真っ赤だよ」

これ以上ないくらいに目尻が下がる。
あんまりにも嬉しそうにするもんだから、一瞬引き込まれそうになった。
だけど、指先はそんな油断の隙に滑り込む。

「・・・ッ ん、ふ・・・ッ」

耳の後ろのあたりを、触れるか触れないかの微妙なちからで撫でられて。
ぞくぞくするような感じと一緒に、甘い性感がすこし混ざる。

「いっぱい、ありそう・・だね?」

微笑んだドンヘがそこらじゅうに唇を這わせる。
同時にやっと、口のなかに埋められてた指が出てった。

下手に動いたらノドに当たりそうで怖くって、それで動けないんだと思ってた。
なのに解放されても、あんまり状況は変わらない。

「あ・・ッん、・・あ・・ッ」

それどころか、甘えるみたいな声を勝手にこぼす。
なんでこうなっちゃうの。

「背中とか、どうかなー」

するりと音もなく俺の後ろに回るドンヘ。
あ、今・・・頑張れば逃げれたのに・・・

なにぼーっとしてんだよ、俺。
このままじゃいいようにされちゃうよ?
自問しても、俺の体は俺には答えてくんない。
ドンヘにばっかり、反応する。

「ふあッ・・・あ・・ッ」

背骨に沿ってゆっくり舐め上げられて、呼応するようにふるえる。
どうしたって過敏になる神経。

「この辺は、いい・・かな?」
「や!!・・んーッ」

ドンヘがぐーっと下がっていって、背中と腰の間を舌でくすぐった。
なんでもなさそうなそんなトコまで、感じる場所になっちゃってる。

「こんなトコもいいんだ、ヒョクってば」
「・・・くすぐったい・・だけだよッ!!」
「くすぐったくてこんなにえっちだったら、それはそれで問題だけど」
「んなコト・・なッ・・・、ふ・・あッ」

俺だって知らない、こんなの。
マッサージとかでも触るようなフツーのトコなのに。

「背中でこんなだったら、・・・こっち、どうなのかな」
「え?・・あ、あッ」

手のひらが両方、前に回ってくる。
さりげなく俺の腕は、後ろに押さえ込まれて固定されてしまった。

するすると胸のあたりを這い回る指先。
だけど、頂点の尖りには触れようとしない。

「触ってないのにすごい、ぷくっとしてる」
「あ・・、んッ・・・」
「ほら、見てごらん?」
「う、うーッ、いやだ!!」

言われるままに視線を落として、一瞬で後悔する。
ピンと尖りきった乳首が、充血してすごく赤くなってる。
触られたくて仕方ないのが、見ただけでわかっちゃう。

「ヒョク・・・あのさ、聞いたんだけど」
「な・・んだよ・・・ッ」

喋んのはいいけど、ついでに耳を噛むのはやめてほしい。
ただでさえ焦らす指先にぞくぞくしてるのに。

「女のひとで、ここだけで軽くイケるひといるんだって」
「・・・んなの・・誰にきいたんだよッ」
「ヒチョルヒョンが前ゆってた」
「そ・・そう・・」

一瞬どういうことかと思ったけど・・・
その名前ひとつで納得する。

だけど、それがなに?
なんで今そんな話するんだよ。

「・・・ヒョクなら、イケんじゃない?」
「はあ?!・・・なに、言って・・・」
「だってヒョク、すっごい乳首感じるじゃん」
「べ、べつに・・そんな・・・」

なんてコト言い出すんだよ!!
意味がわかんない!!

「調べてみましょうねー」
「やだ・・や・・・ッ!!・・あ!!」

身を捩ろうとしたところを、ついっと撫でられてチカラが抜ける。
待ってたって、言ってるみたいな体の反応。

「気持ちいいね? ピンピンになってる」
「ちがッ!! ・・なって・・ないッ」
「なってるじゃん・・・ほら、ね?」
「あ、あ!! 弾かないでよぉ・・・ッ」

リズミカルに弾かれると、おんなじタイミングで腰が揺れる。
操られてる錯覚に陥って、脳がほんのすこしパニックを起こす。

「こうしたら、もっといいでしょ」
「ちょ・・ッ、待って!!・・あ!!」

きゅうっと両方を摘まれたら、下半身に一気に血液が流れ込んだ感じがした。
触られてないその部分が、派手に跳ねてる。

「やっぱり、イケそうだね。もっと強くしてあげるね」
「あ!!・・あ、あー・・ッ」
「可愛い・・・ヒョク・・・もっと声出して?」
「んーッ・・ひゃ・・んッ・・」

言われなくても喉をすり抜ける声。
ぐりぐり揉みこまれて我慢できない。

まさか、うそでしょ・・・どうしよう・・・

「こんな強くてもいいんだ? ふるえてきたよ」
「ひ、あッ!!・・んーッ」
「このまま・・・爪立てたら、すぐイっちゃうかな」
「だ・・め!!・・だって・・ば・・ッ、あッ!!」

信じらんないけど、前兆は確かに表れてる。
内ももにちからが入って、溜まった快感が爆発しそう。

ヒチョルヒョンのばか。
なんでそんなことドンヘに言ったの?
被害被るのは俺なんだからね、勘弁してよ。

本人に言えるはずのない文句を頭に並べて、すこしでも気を紛らわすけど。
ドンヘが思いついたことをしたら、あっけなく限界が訪れた。

「ヒョク・・・、いい? 爪で・・・するよ?」
「あーッ!!・・あ、あッ!!・・い、やーッ!!」

爪で引っ掻かれたと思ったら、ぶるぶると全身が震えた。
同時に下半身がじわっとあったかくなって。
思いっきりじゃないけど、吐精してしまったのがわかる。

「・・・・・あ、ホントにイっちゃったんだ・・・」
「うー、うーッ、は・・なせよぉ・・・ッ!!」
「だって・・・なんか、たまんなくって」

ホントにってなんだよ、自分が仕掛けたくせに!!
まだちいさく痙攣する体。
ドンヘはありったけみたいなちからでそれを封じ込める。

「ヒョクがえっちだと、嬉しい」

顔を見なくても浮かぶドンヘの表情。
絶対ニヤニヤしてるでしょ。

「・・・も~~~ッ!!」
「痛ーい!!」

なんだか憎らしくなっちゃって。
しつこくまた胸のあたりを撫で回し始めた手をぎゅーっと抓った。


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