I'm Yours※
きゅっきゅって音がしそう。
ホントは好きなんでしょこの体勢。
ソファに座った俺の上に跨って。
ヒョクチェは奥まで飲み込んだ俺のを、咀嚼するみたいに締め付ける。
「あ・・あッ、どん・・へ・・ッ」
ぴくぴくひっきりなしに震えながら俺の名前を繰り返す。
なにも言わずにセックスを始めた俺に、ヒョクチェが戸惑ったのはほんの一瞬。
てっきりヒドイことされるとでも思ったんでしょ。
前回のお仕置きの記憶から。
それがなんも言わないもんだから、安心した反動でおかしくなった。
いつもなら嫌がるコトを、すんなり受け入れてる。
背中で縛って固定した腕にも文句を言わなかった。
もともと従順みたいにいい子にして、まっすぐに快感を追いかける。
だけどねヒョクチェ。
もちろん、忘れてあげるつもりはないよ?
「ねえ、言い訳したら?」
「え・・、いい・・わけ?・・・ッあ!!」
そうだよ。
なんも言わなくていいなんて、まさか思ってないよね?
「そう。俺が納得するまで、イったら駄目だからね」
「う・・えと・・、あ・・ッ、んッ!!」
「なんで今さらこんなコトになったのか、教えてよ」
「あ!! 突き上げ・・ないでぇ!!」
物欲しそうに擦り付けてるくせに、なに言ってんの。
いいから、早く説明してよ。
半年も経ってから、あの子となんで噂がまた立ったのか。
べったり俺と一緒にいたけど、隠れて会ったりしてたワケ?
「喋ってよ。早くしないと知らないよ」
「あ・・・、雑誌・・で、勝手に・・・ッ!!・・・俺は・・知らな・・・」
「なんで? なんのきっかけもなく?」
「な・・いッ!! もともと・・なんでも、ない・・・ッ」
呼吸困難になっちゃいそう。
言葉をつむぐたびに紛れ込む荒い息。
余裕なさそうなその顔が、余計俺を焚きつける。
「ホントかなぁ。ヒョクは断れない子だから怖いんだよね」
「嘘じゃ・・な・・・ッ、携帯でも・・なんでも・・見ていい、からッ!!」
ううん、それはいいよ。
ヒョクチェが寝たあといつも見てるから。
俺だってさ、こんな風になるのは嫌なの。
隅から隅までぜんぶ、ヒョクチェを埋めきらないと気が済まなくなる。
一晩じゅう、一度も抜かないでいてみようか?
俺のが入ってない方が不自然に感じるように。
「誓えるの? 前だって会ってはいたんでしょ?」
「一回・・だけ・・だってば、マネヒョンも・・いたし・・・、そんなんじゃ・・・な・・」
「うん、それはヒョンに確認した」
「じゃあ・・信じて・・よ、ドンヘ・・ッ」
信じる?
そういう問題じゃないんだってば。
こんな噂が立つってことはさ、違うんだよ。
ヒョクチェの一番が俺じゃないって、そう思ってる人がいるのが嫌だ。
メンバーやスタッフはわかってるけど、こんなんじゃまだまだ足りない。
「じゃあさ。ヒョクチェ、ゆってよ・・・」
「んんッ、・・なにを・・ッ?・・・あ、あッ!!」
腰に溜まった粘っこい疼きがたまんなくって。
呼びかけながら強く突いたら、ヒョクチェはガクンと大きく揺れた。
「俺はドンヘのものですって。とりあえず・・・今度の日本かな」
「ふ・・あッ、みんなの・・まえで?・・ッ」
「そうだよ、当たり前じゃない。ゆえなかったら・・・お仕置き、だからね」
「そんな・・・、あッ、ひあッ!!」
俺の体もそこそこ制御効かなくなってきた。
一旦得た摩擦熱を逃がせなくて、自然に腰が動く。
「ね? わかったよね?・・、あ、う・・・やば・・・」
「あー!!・・届きすぎ・・ッ、ねえ、ねえッ!!」
わかったから、そんなにエロい動きしないでよ。
ざわざわ絡みつく粘膜にやられて、俺もさすがに会話どころじゃなくなる。
「あ、もう・・・一回、出すよ?」
「ん、んーッ、はや・・くぅ!!・・・とどめ・・さして・・ッ」
とどめだって。
随分煽るんだね。
直腸だけじゃなくて頭の方までぜんぶ、打ち抜けたらいい。
そんな想いで吐精したら、涙まで溢れて止まらなかった。