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「ドンヘヒョン、今なにしてます?」
「んー、準備。指・・・2本入ったよ」
お互いの状況を把握しながら進む。
だってどうせなら同時がいいでしょう。

初めはそのやりとりを、悲鳴を上げて嫌がったヒョクチェヒョン。
今はもう、快楽に呑まれてしまった。

「ヒョクチェ・・・僕、もう欲しいんだけど・・・ヒョクチェは?」
俺の指に掻き回されて震えながら、ソンミナヒョンが問いかける。

「あ! 待って・・まだ、苦・・し・・ッ」
そうやって反り返るからですよ。
ドンヘヒョンの指が差し込まれる度に反応して。
あのふたりはなんだか、俺たちよりスムーズに行かなさそうだ。

「ヒョクチェ・・・早くぅ・・ッ」
「じゃあ薬指も入れるよ?」
「待って・・てば・・・!! あーッ!!、んんーッ!!」

ドンヘヒョンが3本目を滑り込ませた途端、細い体が大きく跳ねた。
あーあ、またイキましたね?

「キュヒョナ。ヒョク、イっちゃった」
「仕方ないですね。ソンミナ、同じようにしましょうか?」
「んー、それ・・より、欲しいッ」
ソンミナはそう言うと思いました。
何度もイクより、できるかぎり大きな波が欲しいんですよね?

「わかりました。じゃあ、しましょうか」
「うん。・・・ヒョクー? だいじょぶ? 俺入れちゃうよ」
「あ・・あ、あ・・・ッ」
出したものを塗りこまれて、ヒョクチェヒョンは返事どころじゃなさそうだ。

「ソンミナ・・・入れます・・よ」
「う、んッ・・あー!!」
嬉しそうにしがみついて、ソンミナヒョンは俺の動きを助けるように腰を擦り付ける。
ああ、もう・・・
本当に俺をおかしくする人ですね。
首の後ろのあたりがゾクゾクする。

「ひょ・・く、頑張ってね?」
「や、だ!!・・まだ、入んな・・ッ、んやあッ!!」
ヒョクチェヒョンは充分に良さそうな顔をしながら、逃げるようにベッドを這い上がる。
いつもそうなのか、ドンヘヒョンは慣れた手つきでその腰を掴まえた。
ぐぐっとゆっくり押し入っていくのが見える。

「ねえ、教えてあげてください」
「な、にを・・?」
「ソンミナがどれだけ埋められたか。お揃いにしますからね」
「んー、一番奥の・・ちょっと、前ー」
ちょっと不満そうにソンミナヒョンは答えた。
それより早く最奥まで欲しい。
妖しくひかる目がそう言っている。

「聞いた?ヒョク。もすこし・・・進まないと」
「あーッ、ソンミナ・・ヒョン・・俺、まだダメ・・ぇ」
「う、わ! そんな締めないでよおお」
「ドンヘ・・が、そこ・・引っ掻くから、だも・・・ッ」

ヒョクチェヒョンはもう涙でボロボロになってる。
制御できない体に戸惑いながらしてるのが一目瞭然。
どっちかが不器用なのか・・・いや、ふたりともですかね。
それはそれで、ものすごくよさそうですけど。

「ヒョン。あちらふたりのこと、待てますか?」
「待てな・・い。だったら、そこ・・突いてッ」
「はい。これで・・いいですか?」
「あーッ、うん、んーッ」
ヒョクチェヒョンが追いついてくれるまで、蠢く内壁を慰める。

「あれ、どこだろ・・・」
「探すな・・・ッ、・・んあッ、ん・・」
せっかく待ってるのにドンヘヒョンは同じ場所を探そうとしたらしい。
馬鹿ですね、それじゃなかなか追いつきませんよ。

「あ、結構・・・限界ですね。ソンミナ・・・」
「ん・・・焦れった・・いッ・・・」
俺を包んだ粘膜が、物欲しそうにきゅうきゅういい始めてる。

「ほら、ヒョクチェ。ヒョン待ってるからちょっと・・・もっと奥・・・」
「ひ、ぁ!!・・・ッ!」
「あ・・・入っちゃった・・・最後まで」
「あーッ!!・・ダ・・メ・・・」
ドンヘヒョンが腰を引き寄せたら、急にぐっと進んだらしい。

「えー、待ってたのに、追い越すんですか?」
「ずる・・い・・・」
「だって、ヒョクがなんか引き込むんだもん」
「ちが・・・、ドンヘ・・がッ・・」
俺たちは不満なのに、ふたりはお互いに責任を押し付けてる。
まあ、実際はお互い様ですよ。

「すぐ、追いつきますけど・・ね」
「うあッ!!・・ああ、んッ」
ヒョンが待っていたところへ俺は容赦なく押し込んだ。
歓喜する体にペースを奪われそうだ。

「じゃあ、俺もこのままスパートかけるよ?」
「んぅーッ!! あ!・・・ビリビリ、する・・」
負けじと張り切るドンヘヒョンが、抉るように突き上げる。
言葉通り小刻みに震えるヒョクチェヒョン。
俺の下でソンミナヒョンが同じ反応をしている。

「ヒョン・・・、一緒にイキますからね。ちゃんと報告してください」
「ん、ん・・・、あ!! 奥・・いい・・のぉ!!」
「ヒョクは?・・ねえ、奥・・・いい?」
「やーッ!!・・だ・・めッ・・・怖いッ!!」

うんうん頷くソンミナヒョンと、ふるふる首を振るヒョクチェヒョン。
同じことをして同じように感じているのに。
快感に素直かどうかでこうも違いがでるんですね。

でも、どっちも可愛いです。

「いい・・ですか?・・ソンミナ・・・」
「あ、あ、すっごい・・よぉッ」
「・・ひょ・・く・・ッ、そんな・・・締めないで・・動けな・・」
「いい・・から・・・ッ、むしろ・・動くな・・ッ!!・・イっちゃ・・ッ」

お互いに余裕がなくなってきた。
俺も観察するより単純に快感を追いかけたくなる。
もう、いいですかね・・・

「あ、・・・出して・・いいですか?」
「来てッ・・も、僕だめー・・ッ」
「俺も・・・ヤバ・・、搾り取られ・・そ・・ッ」
「んあーッ!!・・どん・・へッ・・、イクうううッ・・」
「・・・う・・・ソンミナ・・ッ」
「あ!!・・あっついいッ・・・あううーッ!!」
「キュヒョナ・・ヒョクが・・・も、イキまくって・・・るぅ」
「あーッ、あ、あ、ひぃッああーッ!!」

ああ、すごいですソンミナヒョン。
ヒョクチェヒョンに至っては、そのまま失神しそうな勢い。

ぐいぐい圧迫してくるところに思う存分吐き出しながら、俺は少なからず感動した。
相乗効果ってこんなにも分かりやすく表れるんですね。

汗と体液にまみれて、揃って呼吸を貪る。
この部屋の酸素が、薄くなってしまうような錯覚を起こした。

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