羽化にはまだ早い 番外編
あないなナルシストのどこがええねん。
俺にしとけ。絶対その方がええ。
俺の方が趣味合うし、話弾むし、お前かて楽しそうやん。
何で俺が毎日あの場所に行ってたと思う?
ただの四席の為に、隊長の俺があない時間作ると思うか?
何で気づかへんねん。
何で俺を選ばへんねん。
初見こそ男やと思ったけど、お前のことちゃんと女やと分かったで。だって、所作がキレイやから。
横顔の綺麗さ、まつ毛の長さ、お前自分で分かっとるんか?
絶対モテるやろ、お前。
聞き上手やし、丁寧やし、媚売らへんし。オッパイは……まあ、無いけども。
荒れてたお前を落ち着かせたんも、俺。
趣味を教えたんも、俺。
一緒に現世に遊びに行ったんも、俺。
拉致されたお前を助けたのも……一護と織姫ちゃんやけど、俺は警羅隊呼んだし。
五番隊にこさせたんも、俺やん。
何でこれで、俺の事好きにならへんねん。
五番隊に来てしばらくした時、遠くにいる綾瀬川を窓から見てたお前の顔……まだアイツが好きなんやと分かった。めちゃくちゃ女の顔やもん。
もし俺が、気持ちを言ったら、お前は離れていくんやろうな。お前はそういう奴や。分かっとる。お前と一緒におれるんなら、一生言わへんわ。ずっと友達でおるわ。そんで綾瀬川をめちゃくちゃ嫉妬させたる。俺なりの仕返しや。ザマーみろ。
神様がおるんなら、殺したい程憎むで。何で俺とアイツを出会わせたん?絶対俺を好きにならん、アイツを。
もしアイツが、簡単に気持ち切り替えて新しい恋ができるような女やったらなあ…………俺が好きにならんかったわ。
あー、もう、腹立つわあ。
「平子隊長って、真さんの事好きですよね?」
「なんやねん、桃。藪から棒に」
「前から思ってたんですけど」
「何でそう思うねん」
「女の勘です」
「うーわっ、いっちゃん怖いやつや。勘でモノ言うたらあかんで、桃さん。何でこのクールナイスガイの俺が、真のボケを好きになんねん。ちょっと髪おろしたくらいで、そんなスグなびいたら隊長としての威厳が…」
「ほら、そうやって饒舌になる」
「ああん?!!!」
「分かりますよ。真さん綺麗だし、落ち着いてるし。でも、真さん鈍感そうだから、ちゃんと優しくしないと、本当に嫌われちゃいますよ?」
「(え、この子自分の事棚に上げて何言ってんのん……日番谷クンかわいそ………)」
「あんなあ、桃。俺と真は趣味が合う友達やねん。今のままでええの」
「ふーん……真さん、モテるから、誰かに取られても知りませんよ」
知っとるし、アイツちゃんと好きなヤツおるし。
「聞いてますか?平子隊長!」
「聞いてませーん。知りませーん」
「もう!」
俺にしとけ。絶対その方がええ。
俺の方が趣味合うし、話弾むし、お前かて楽しそうやん。
何で俺が毎日あの場所に行ってたと思う?
ただの四席の為に、隊長の俺があない時間作ると思うか?
何で気づかへんねん。
何で俺を選ばへんねん。
初見こそ男やと思ったけど、お前のことちゃんと女やと分かったで。だって、所作がキレイやから。
横顔の綺麗さ、まつ毛の長さ、お前自分で分かっとるんか?
絶対モテるやろ、お前。
聞き上手やし、丁寧やし、媚売らへんし。オッパイは……まあ、無いけども。
荒れてたお前を落ち着かせたんも、俺。
趣味を教えたんも、俺。
一緒に現世に遊びに行ったんも、俺。
拉致されたお前を助けたのも……一護と織姫ちゃんやけど、俺は警羅隊呼んだし。
五番隊にこさせたんも、俺やん。
何でこれで、俺の事好きにならへんねん。
五番隊に来てしばらくした時、遠くにいる綾瀬川を窓から見てたお前の顔……まだアイツが好きなんやと分かった。めちゃくちゃ女の顔やもん。
もし俺が、気持ちを言ったら、お前は離れていくんやろうな。お前はそういう奴や。分かっとる。お前と一緒におれるんなら、一生言わへんわ。ずっと友達でおるわ。そんで綾瀬川をめちゃくちゃ嫉妬させたる。俺なりの仕返しや。ザマーみろ。
神様がおるんなら、殺したい程憎むで。何で俺とアイツを出会わせたん?絶対俺を好きにならん、アイツを。
もしアイツが、簡単に気持ち切り替えて新しい恋ができるような女やったらなあ…………俺が好きにならんかったわ。
あー、もう、腹立つわあ。
「平子隊長って、真さんの事好きですよね?」
「なんやねん、桃。藪から棒に」
「前から思ってたんですけど」
「何でそう思うねん」
「女の勘です」
「うーわっ、いっちゃん怖いやつや。勘でモノ言うたらあかんで、桃さん。何でこのクールナイスガイの俺が、真のボケを好きになんねん。ちょっと髪おろしたくらいで、そんなスグなびいたら隊長としての威厳が…」
「ほら、そうやって饒舌になる」
「ああん?!!!」
「分かりますよ。真さん綺麗だし、落ち着いてるし。でも、真さん鈍感そうだから、ちゃんと優しくしないと、本当に嫌われちゃいますよ?」
「(え、この子自分の事棚に上げて何言ってんのん……日番谷クンかわいそ………)」
「あんなあ、桃。俺と真は趣味が合う友達やねん。今のままでええの」
「ふーん……真さん、モテるから、誰かに取られても知りませんよ」
知っとるし、アイツちゃんと好きなヤツおるし。
「聞いてますか?平子隊長!」
「聞いてませーん。知りませーん」
「もう!」