Trickstar
名前変換
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6月22日──今日は明星くんの誕生日ということで、ファンの皆さんから沢山のプレゼントがスタプロに贈られてきた。
「うわぁ~、スゴいスゴ~い!これ全部、俺宛てなんだよね!?」
テーブルいっぱいに積まれたプレゼントの山を見て、キラキラした瞳で嬉しそうに私に聞いてきた彼に「そうだよ」と、こちらも笑顔で返してあげる。
「良かったね、明星くん」
「うん♪ねぇねぇあんず……じゃなくて『プロデューサー』。プレゼント開けてもいい?」
「え~……う~ん……」
出来れば部屋に持って帰ってから開けて欲しいと思ったけど、期待に満ちた表情で見つめてくるものだから……私の葛藤は、あっさりと決着がついた。
「……分かった、一つだけだよ?」
「やった~☆あんず大好き~♪」
そう言って明星くんは犬みたいに飛びつこうとしてきたけど、私はサッと身を翻し『それ』を避ける。
その結果、ソファーにダイブする形になった明星くんは鼻を打ってしまったのか、あ痛っ!?と短い悲鳴のようなものを上げた。
「いたた……あんず、酷い!避けなくてもいいじゃんか~!」
「ごめん、つい……」
お詫びと言っては何ですが、と冗談混じりに言いながら私の方でも準備していたプレゼントを明星くんに差し出す。
「!あんずもプレゼントくれるの!?」
がばっ!と起き上がり再び嬉しそうな顔を見せた明星くんは、いそいそとソファーに座り直した。
「早く早く!それ頂戴♪」
「急かさないの。……相変わらず落ち着きないなぁ」
苦笑しながら誕生日プレゼントを明星くんに手渡すと、彼は「開けていい!?」とさっきと同じキラキラした瞳で私に聞いてくる。
「いいよ。どうぞ」
「わぁい!じゃあ遠慮なく~♪」
そう言って明星くんは包装紙を剥がし、箱を開けて中身を取り出した。
ちなみに私が用意したプレゼントは、ラメ入りの星形キーホルダーだ。
「わぁ、キラキラだ~!あんず、ありがとう!俺すっごい嬉しい!」
「ふふっ。誕生日おめでとう、明星くん。あと、私のことは『プロデューサー』って呼ぶ決まりでしょ?」
「え~?今日ぐらい良いじゃ~ん!」
名前で呼びたい!と我が儘なお願い(?)を明星くんにされて困惑したけれど「まぁ誕生日だし、別に良いか」と思い直す。
そして結局、私は明星くんを一日中、甘やかしてしまうのだった。
The stars twinkle
(その輝きだけは、絶対に見失わないよ)
Happy Birthday!! for SUBARU♪
2020.06.22