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1、出会い

荷ほどきを済ませ、沖田はお隣さんに挨拶に来ていた。
「いい人だったらいいなぁ。」
もし、以前のようなことが起こったら迷惑かけないようにしないと。
ピンポーン
「はーい。」
「あ、は、初めまして、今日から隣に越してきた沖田総司といいます。あの、よろしくお願いします。」
ちゃんと言えたかな、ちゃんと笑えてるかな。
「ヴ,うんよろしくね。」
あれ?少し苦しそう…もしかして体調が悪いときに来ちゃったかな?!
「あ、あのぉ」
「ん?どうしたの?」
「いえ、少し苦しそうだったので…」
だいじょうぶですか?
「うん、大丈夫だよ。あ、そうだ名前言ってなかったね。僕はロキ、よろしくね。」
「はい!よろしくお願いします!」
よかった、体調大丈夫だったみたい。けどどうしたのかな?
「不思議な人だなぁ」
そう思いながら、沖田はロキの部屋を後にした。
その頃、、、
「はぁ、なんなのあの子、めっちゃ可愛かったんだけど。なに?顔赤く染めてさぁ、緊張なのかな、しゃべり方おどおどしてた。そこも可愛かったんだけどさ。」
悶えてたのバレてなくてよかった。
「心配してるとこも可愛かったなぁ、でも大丈夫かな、あんな可愛くて、変な虫付かないよね、あの様子だと一人暮らしっぽいし。」
僕が守ってあげなきゃダメじゃん
見事に一目惚れしていた。そして、どうやって彼を守るか、どうやって落とすか、一人で模索していた。
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