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LIGHT BLUE


県大会の会場にて。


紫音「だーれだっ」

と後ろから目隠しされ、大声でびっくりするのは西星高校1年生の保科良則くん。


紫音「いや、反応良すぎな」
良則「堀部先輩ですねこれは。この声は。」
紫音「大正解ー。」
悦二「紫音の登場の仕方が大体わかるようになってきた」
啓斗「それな」
良則「だからって酷くないですか?」
紫音「良則の反応が120点すぎただけ。これ真宙とかにやったらぶん殴られるからね」

と言って真宙くんのほうを見る皆さん。


真宙「いやなんですか……って堀部先輩」
紫音「てかお前なんで負けてんだよ、真宙のことボコボコにするの楽しみにしてたのによ」
真宙「…堀部先輩にボコられるくらいなら負けた方がましですよー。正直初戦敗退は萎えてますけどね」
紫音「まあ切り替えて、次頑張れよ」
真宙「なんか今日やけに優しいですね」
紫音「いや、人がせっかく気を使ってやろうと思ったのにさ、相変わらず生意気だな」

真宙くん、今回は初戦敗退でした。
地区大会で好成績を残しただけあって、悔しさも大きいようで。


真宙「てか何しに来たんですか」
紫音「いや俺さ、明日2日目終わったあとそのまま帰省になるんだよね、月火の祝日2日間は部活もないからテニスか遊ぶかしたいなーって。急に決まったから何も予定なくて」
悦二「西星も実は2連休だったりする」
紫音「テニスしよ。遊ぼ。」
啓斗「とりあえず人集めとくわ」
良則「俺行きたいです、先輩と打ちたいです、」

紫音「そういえば良則いなかったもんね先月」
良則「毎年恒例のお墓参りのせいですけどね」
紫音「よし、あとはえっちゃんにラインするから月曜か火曜ねー。多分月曜のほうがゆっくり遊べる」
悦二「任せとけーっ」


と、少しだけ話して去っていった紫音くん。



啓斗「あいついつもあんな感じで来るから気をつけな」
良則「久しぶりなのに容赦無かったですね」
啓斗「そういう奴だ」


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