インターハイが終わり、お盆休み。そして、毎回集まるこの人たちも、久しぶりに集まったようだ。

ちなみに今回は、安喜くんが都合が合わず、他の5人が集まっていた。



涼輝｢あ、飛鳥インターハイおつかれ｣
飛鳥｢ありがと。2回戦負けだけど｣
瑞士｢この中の誰よりも飛鳥が行くって想像つかなかった｣
広夢｢俺、すぐにライン送ったもんね、｣
瑞士｢そう。だから授業終わってスマホ見たら山岡から、飛鳥インターハイ決めたってきてて、教室内で騒いだもん｣
飛鳥｢変な人じゃん｣

瑞士｢や、でもクラスに元中そこそこいたから、何？って聞かれた時、飛鳥インターハイ行ったって言ってみんなびっくりしてた｣
飛鳥｢いや言いふらしてたんかーい｣
涼輝｢さっきから長江が黙って睨んでくる｣
広夢｢あら、怖い怖い｣
修太｢うるせえよ、｣
飛鳥｢ちなみにインター掛けの試合の相手こいつだったから｣
瑞士｢知ってる。猛烈なバトルだったんだろうなって思うよ｣

そう。飛鳥は今年のインターハイに個人戦で出場したんです。団体戦も出場した星の里高校だがレギュラーからは落ちてしまったが。



瑞士｢何なら親同士で動画共有されてるからね、俺もそれで見た｣
広夢｢俺らの代の親同士もまだ仲良いよね｣
飛鳥｢それな。｣
涼輝｢決まった時飛鳥の母さん号泣してたの思い出す｣
飛鳥｢お前星の里側にいたらしいもんな｣
広夢｢わざわざ俺を探してな｣
瑞士｢えー。いいなー。俺も軟式やってれば良かった…｣

修太｢志賀からその言葉聞いたの多分10回目くらい｣
瑞士｢でももう軟式できないと思う｣
飛鳥｢今度硬式教えてね｣
瑞士｢それ言われるのも10回目くらいなんだけど｣
飛鳥｢てかお前こっち来い｣
瑞士｢いや俺も受験あるんだよな…｣


もう高校3年生なんですって。夏休みが終わったら本格的に受験モードになる。


広夢｢でも俺も一般で受けることにしたから真面目に勉強しないとなーって｣
修太｢あ、そうなの？｣
広夢｢うん。別にテニスで大学行くわけでもないしね。飛鳥みたいに｣
飛鳥｢山岡は大学ではそんなガチらないからね｣
修太｢その飛鳥はどこ行くの？｣
飛鳥｢緑陽大。スポーツ推薦で行きます｣

広夢｢星の里高校はインターハイ行けばスポーツ推薦で大学決めることできます｣
涼輝｢なるほど｣
瑞士｢強豪校の素晴しいところだね｣
飛鳥｢でも地元には帰らないのは確かだから｣
修太｢唯里もそっちら辺の大学行くんだっけ｣
飛鳥｢あ、そう。東翔大ね。｣

そう、飛鳥くん、高校卒業後は彼女とやっと遠距離卒業し、すぐ会える距離にいれるのだ。



瑞士｢やっぱり星の里って大学側からの推薦っていうの？そういうのが多いの？｣
飛鳥｢インハイ出たらそういう話が多い｣
広夢｢中学の時の俺たちと同じだよね｣
修太｢確かに。｣
瑞士｢それ言っちゃ中3の時の私立からの涼輝のモテっぷりは凄かったよね｣
飛鳥｢確かにそれには負けるわ｣
涼輝｢ていうか私立3校断ったの意外と知られてるんだけどなんで？？｣

広夢｢知らんわ｣
修太｢多分どこの学校も本命は涼輝だったと思うよ｣
涼輝｢でも俺は行きたいところがあったので…｣
飛鳥｢それで進学校行くからみんな、頭良っ！みたいな｣
瑞士｢多分中学テニス部の中で1番頭良いよね｣
飛鳥｢学年1位経験もある人がね｣


涼輝くんは中学時代も学年トップでしたからね。それにテニスをはじめ運動も出来、顔もイケメンで、恋愛経験も結構ある男。そして何よりも頼れて優しい男なのだ。いやもう、完璧じゃん。


飛鳥｢この中だとどういう順だっけ？頭良いのは｣
広夢｢俺が1番低いのだけは覚えてる｣
修太｢でも山岡も学年20番台とかだからね｣
広夢｢ちがうテニス部みんな頭良すぎるんだよ｣
瑞士｢長江と飛鳥が同じくらいで、ちょい上が安喜って感じだったよね。最後は。｣
飛鳥｢安喜が南陵行くって決めたくらいから成績伸ばしたからね｣
涼輝｢確かに。｣

瑞士｢俺は山岡と同じくらいだよね｣
広夢｢でも志賀のほうが上だけどね。｣


ちなみに彼ら世代の南が丘中は、1学年の人数は100人弱でした。
全国大会に出場するような強者揃いの代でしたが、勉強の成績もみんな上位でした。えげつない……。



瑞士｢そういえば皆さん、彼女とはどうですか最近｣
広夢｢そうそう、聞きたい聞きたい｣
飛鳥｢てか絢芽と復縁したのビビったんだけど｣
涼輝｢あれ、俺飛鳥にどこまで言ったっけ？｣
飛鳥｢前の彼女と別れたまでしか知らん。で、山岡から聞いた｣
修太｢山岡は知ってたんだ｣
涼輝｢春ぐらいに俺がそっち遊びに行ったんだよね｣

修太｢でも前の彼女の時より幸せそう｣
涼輝｢それはある。気を使うことがないし。喧嘩も減ったし｣
瑞士｢この前会ったよね。嫌味かと思った｣


涼輝くんは、中学時代付き合っていたソフトテニス部の一つ下の後輩と復縁。今は高校は別々ですが。


広夢｢俺は高校では結局何も無かったよ。｣
瑞士｢本気の恋に憧れる。｣
広夢｢それな。ベタ惚れとかしてみたい｣
瑞士｢長江ももう2年くらいじゃない？｣
修太｢自分でもびっくりしてる。でも飛鳥4年じゃん俺の倍だよ｣
涼輝｢よく続くよな｣
飛鳥｢俺もびっくりだわ｣

飛鳥は彼女と付き合ってから4年。中2から付き合ってます。


修太｢そろそろ山岡とかの恋バナ聞きたいよね｣
広夢｢だから何もないんだって｣
瑞士｢頑張って恋しようね｣
広夢｢なんで俺励まされてるの…｣


山岡くん、そして瑞士くんも
恋をする日は来るのでしょうか…