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投票結果

★7位 2魂! 「よっ、アラン。どうした?ボーっとして」
★コメント


声をかけられ、ハッと我に返りエリックを見つめる。

「……ぁ…」

俺の反応が遅れた事に、エリックの表情が訝しむようなものへ変わる。

「アラン?何かあったのか?」

それに俺は慌てて笑みを作り、頭を左右に振る。

「ううん、何もないよ。ただ…ちょっとボーッとしてたから、ビックリしただけ。」
「そうか?」

頭に添えられた手が動いて、髪を撫でられる。

「なんかあるなら、言えよ?お前はなんでも抱え込もうとするからな。」

優しげに細められるエリックの目を見つめ返して頷く。

「………うん、大丈夫。ちゃんとエリックには話すよ。何かあったら」
「まぁ、何もなくてもお前の話なら聞いていたいがな。」

口端を器用に片方だけ吊り上げて笑うエリックに、俺は意地悪な問いが浮かび、つい口に出してしまう。

「じゃあ……明日までに出さなければいけない書類がどんな状態か教えて貰おうかな?…エリック。」
「……ぅ…何でいきなりそんな話に飛ぶんだ?」

エリックの顔が一瞬で、困ったような表情に変わり、目が明後日のほうへと泳ぐ。

「俺の話なら聞きたいんじゃなかったの?」

悪戯っぽく笑いながら、俺は首を傾けてエリックを見つめた。

「大丈夫、今から手を付ければ充分間に合うよ。」

★琴子<SSあざっす!
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