このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

スタンリー・ハムニカ(はむ様)

「今までエリック・スリングビーは、誰ともパートナーにならないと、人事課を振り回してきました。気の合う死神と出会えたのは、幸いです。新人の貴方に彼を託すのは少々気が引けますが、パートナーになったからには同等です。貴方がエリック・スリングビーを御せる事を、私も人事課も期待しています」

「……はい! 俺、エリックさんにつり合うパートナーになれるよう、頑張ります! ありがとうございます」

 ウィリアムの背を見送ってから、アランは明るい顔を上げた。

「エリックさん、パートナーなんて、良いんですか?」

「ああ。お前以外、パートナーは考えられねぇ。サプライズをしてやりたくってな」

「はい、ビックリしました! よろしくお願いします、エリックさん!」

「ああ。よろしく、アラン。これから対等なんだから、さん付けはやめてくれ」

「え」

「エリック」

 エリックは逞しい胸に親指を押し当てて、自分を示す。アランは少し躊躇っていたが、やがて花のように微笑んだ。

「はい! ……エリック」

End?
4/8ページ
スキ