《悪魔の階級》
上から悪魔長、特級悪魔、上級悪魔、中級悪魔、下級悪魔となる。悪魔長は所謂魔界を治める魔王。特級悪魔はその魔王に仕える選ばれし存在だ。そのため特級悪魔の数は決まっており、挿げ替え制となっている。基本的に悪魔長は宮殿から出ることは無いため、姿を見る者も限られている。

《紅血の魔石》
悪魔に限らず、魔族は生まれた時から紅血の魔石と呼ばれる宝石を持たせられる。それは持ち主の力の源であり、万が一これを無くしてしまうと本来の力が発揮出来なくなる(具体的には半分以下の力しか使えない)。普段はネックレスにしたり、無くさないように体に埋め込んだりと様々な方法で持ち歩く。

《悪魔の死について》
悪魔は死ぬと灰になり、一切の痕跡を残さない。そのため、人間のような葬式や墓などの概念は無い。たまに追悼する程度だ。冷たいと思われがちだが、悪魔は仲間意識が強いため、亡くなった者のことを絶対に忘れない。それ故に人間への復讐も許可されている。

《魔界の掟》
魔界にもいくつかの決まり事が存在する。主に人間界へ降りる際の許可証が必要だったり、仲間同士で殺し合うことは禁止など様々だ。他にも細かい掟はあるが、だいたいみんな把握してない。とりあえず主要な掟だけ理解してれば何とかなる。

《天界》
その名の通り天使達が住まう楽園…すなわちエデンである。天使達の階級は悪魔と変わらず、天使長〜下級天使まである。稀に魔に染まるものや、望んで悪しき力に手を染める者がいる。そのようなものを総じて“堕天使”と呼ぶ。

《人間界》
人間達が住まう世界。吸血鬼や魔女(魔法使い)がひっそりと暮らしていたりする。
また、古くから妖と呼ばれる者たちも存在している。現在はその殆どが人間との関わりを持っている。

《魔族対策課》
人間界で悪事を働く魔族を取り締まる役割を持つ機関のこと。
悪事と言っても、同族同士のいざこざには関与しない。対象はあくまで、人間に危害を加える魔族だ。
嫌がらせ程度なら厳重注意で済むが、人を傷付けたりそれ以上の暴力行為を働いた場合、捕縛…場合によっては排除しなくてはならない。