1

アテンションプリーズ



女審神者で、サイコメトラーですよ
某巨大掲示板ふうなお話ですよ
刀剣男士実装には時間がかかってる設定で、まだ大包平未実装設定ですよ












465 名無しの審神者
あ、政府にはチカラの事隠してるのか

466 名無しの審神者
遡ってみたけど、確かに政府にチカラがあるとバラしてある系の話書いてないな

467 名無しの審神者
バラしたら手厚い保護受けれるかもよ?


468 サイコメトラー審神者

政府に言ったところで利用される道しか見えない。それにチカラが制御出来ないのにバカスカ使わされる身にもなれ。死ぬわ

そもそも私のサイコメトリーは【過去】と【深層心理】しかみれないのだから、政府にとっては無意味なチカラだと思われる

469 名無しの審神者
そうかなぁ

470 名無しの審神者
チカラがあることが刀剣男士にバレたらそれこそ溝が深まるんじゃ...

471 名無しの審神者


472 名無しの審神者
そやな

473 名無しの審神者
ココロの中で1を主だと思ってない(1いわく)事がバレるからな

474 名無しの審神者
そんな話もあったな
その後に出てきた衝撃なスレにそんな事忘れてたわ

475 名無しの審神者
>>474
禿同

476 名無しの審神者
>>474
禿同

477 名無しの審神者
で、褒美って何貰ったの?


478 サイコメトラー審神者
>>470
そう、溝を深めたくないんだよ
だからチカラの事はこのスレ見てる人と特定出来た人だけの秘密でヨロシク

バラしたら1:30:00の呪いをかけてやる...

御褒美は金一封と、二泊三日の現世に帰れる権利だった

【アップされた写真には帯封のついた万札】

479 名無しの審神者

何したんだオッサン審神者...
チクられただけで金一封...

480 名無しの審神者

政府から金一封もそうだけど、休みをくれるってのも太っ腹な話だよ
よほど悪い事しとったんやなー、オッサン審神者

481 サイコメトラー審神者
とりあえずもらった金一封は貯金に回す
けど、現世に帰れる権利とか困る...

482 名無しの審神者
どうして?

483 名無しの審神者
あー、護衛か

484 名無しの審神者
現世にいくには刀剣男士の護衛が必須な上、最低でも1振り以上、最多でも太刀1振り、打刀1振り、脇差1振り、短刀1振り。大太刀一人、槍●薙刀から1振りの6振りが護衛につく

急いで取らなきゃいけない休みじゃないなら、取っておけばいいんじゃないか?

485 名無しの審神者
大事な時に休みとっときなよ
政府がくれた休みなんて貴重だし

486 サイコメトラー審神者

【速報】わたしのへやのそとがさわがしい

487 名無しの審神者
あちゃぁ...

488 名無しの審神者
同行した刀剣男士が御褒美の休みをバラしたな

489 名無しの審神者
もうこの際だから貰った休み活用して現世で腹割って話してこい

490 名無しの審神者
だけど、本当に1の考え通りだったら、もう1と刀剣男士は終わりだよ
既にショック受けてるのに

491 名無しの審神者
とりあえずだな、1よ
外の様子教えてくれる?

492 名無しの審神者
大丈夫か、1?

493 名無しの審神者
現世に行きたがる刀剣男士いるからなぁ
うちんとこの粟田口が現世行きたがりで困っている

494 名無しの審神者
俺も話し合いに賛成
1の言う通りだったら、これからどうするか一緒に考えるから話し合いしよう?








1の反応がここより暫く途絶える














「あるじさまー、おやすみもらったってほんとうですかー?」

本丸に帰ったあと直ぐにとうらぶちゃんねるに書き込みをしていたら、部屋の外から色んな刀剣の声がした。
外にいる刀剣男士は主、主様、主君、としか言葉を発していなかったが、それでもそれなりに数が揃うと五月蝿いもので、私は仕方なく障子を開けた。
廊下や庭先に短刀と脇差、打刀と太刀が10振り以上いたのだ。なるほど、道理で五月蝿い訳だ。
どうしたのか、と聞こうとすると遮る声が。先ほどの今剣の言葉である。

「どうこうしたものにききましたよ!せいふからおやすみもらったと!」
「確かに、政府から休みは頂きましたが」
「金一封も貰ったと聞いたよ」
「それも聞いたんですか...、あれはちょっと悪い事をしていた審神者を捕まえるのに協力した報奨金です。何かあると困りますから、いざと言う時のために本丸用の貯金に回します」
「...そうじゃなくて...、あなたのおやすみはすぐに使わないの...?」
「今すぐに休みを貰うということはしませをん。いつでも好きな時にと言われてますから」
「どうしてですか!?休みですよ?申請して休みを貰えることがあっても、政府から休みをくれるなんてこの先ないですよ」

上から今剣、燭台切、小夜、鯰尾と問い詰められる。
このままでは部屋の中にまで入られてしまいそうな勢いである。
仕方ないと部屋から出て、外廊下に腰を下ろした。

「しかし、私はまだ審神者として未熟な身でありますから。政府が休みをくれたとしても、おいそれと休む訳にはいかないのです」
「そんなの大丈夫ですって、気にしないで休んでしまいましょうよ」
「そうだな。人の身には休むって事も必要だぜ、大将」
「...何故そんなに休ませたがるんですか」

左隣には今剣、右隣には小夜が座り、目の前には粟田口の短刀が、私の背後には打刀、太刀がいる。...囲まれてしまった。

「大将。自分が前よりやつれてるのに気付いてないのか?」
「体重は変わっていませんし、食欲も普通ですよ。気のせいでは?」

やつれている、その言葉に案外自分の事をよく見ているんだなと思う。
前の主との約束の通りに────────。

暗い室内、月が綺麗な夜に大広間で上座に座る前任者がサイコメトリーした時に見えた。
刀剣男士は一段下の畳の上に全員が正座して並んでいて、前任者は弱った身体にムチをうって刀剣男士にこう言ったのである。

『今度くる引き継ぎの新しい審神者を、主として仕えること。審神者として慣れていなくても次の審神者は彼女なのだから。─────の事を、忘れないで欲しい。約束だ』

その映像は一瞬だったけれど。
刀剣男士は前任者の、その言葉に承知した、と応えた。
あの時見た映像は、ハッキリと思い出せる。
息苦しくなってきたのは気のせいではない。
ソレを紛らわせる為に私は胸を押さえる。

「大将?胸が苦しいのか?」

首を横に降る。
これは、ストレスによるものだ。病気ではない。だから、なんとも無い。

「大丈夫。心配しなくても大丈夫です。やつれて見えるのは、きっと書類作成のせいで生活リズムが狂ってるからだと思います。休みは...いつか取ります」
「でも」
「私は、審神者、ですから」
「だけど、審神者は人だ!」

声を荒らげる刀剣男士がいた。
それは、前任者の初期刀だった


















「前任者も、そう言って...っ、...結局いなくなった。人は、人は...あんたは、俺達と違う。...弱い生き物だ」





そう言った前任者の初期刀山姥切国広は、こちらが苦しくなる程に、顔を、歪めていた。





6/6ページ
スキ