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朝からドタバタと城が騒がしく、女中達も武士や兵もせわしない
そんな様を凪はちらっと見ると自分を呼んでいる人の場所迄行く
「あ…もしかして」
凪はこのせわしない城内の状況を推理する
城が騒がしい事なんて今まで無かった
「いよいよ来るのかな」
「まぁお前も察しはついて居るだろ。真田が来る」
政宗は、着流しを着て上座に座っていた
やはりこの騒がしさは真田達が来る為だったのだ
「成実から聞いたぜ?お前真田んとこの忍びにばらしたそうだな」
「すみません」
「別にそれをどうこう言うつもりはねぇ。成実が言ったようだしな。俺がお前を此処に呼んだのは別だ。…Can you talk in English from here?(ここから英語で話せるか?)」
「はい」
「To tell the truth, it is that the fellow comes for the hand match.(実は野郎が来るのは手合わせの為じゃねぇ)The purpose is to unite the alliance.(同盟を組む為だ)」
同盟…?
戦国の時代に何故同盟を組むのか凪には分らなかったが、同盟と言う言葉に何かを感じた
嫌な、予感
「It forestalls and .. … there What do you think because you see this paper?(先手を打っとかないとな。そこでだ…お前はこの紙をみてどう思う?)」
政宗が取り出した紙を見る為に凪は近寄った
それは日本地図のようなもので、凪が知ってる日本地図とは違うものだった
日本地図がきちんと作られたのは江戸時代
伊能忠敬が自らの足で日本中を歩き測量、記載したものがそれに当たる
まだこの時代にそんなものは無い
だからこれは大体で書かれた地図なのだろう
そこには、黒い文字で暗号化したようなのが書かれていた
「The place of this sign …(この記号の所って…)」
ニッと笑う政宗
そう
凪が指差したのは豊臣と織田だ
「The power that will become a powerful enemy is 織田 and 豊臣 as long as the current situation is seen. If this two are not knocked down to repress the civil wars, it might be impossible.(今の情勢を見る限り、強敵となるだろう勢力は織田と豊臣だ。戦国を平定する為にゃ、この二つを倒さないと無理だろう)」
だから同盟か
いずれ攻めて来るだろう勢力に対しての布石とも言うのか
しかしこの時代においても豊臣・織田は畏怖されているのか…
ゲームの信長も怖かったしね…と凪は思った
豊臣は2をした事がないから分からないけど軽い情報程度なら知って居る
戦いにおいてなにより大事なのは戦況を読む事である
戦うなら誰にでも出来る
しかし勝つ為には色々な策を巡らせ、被害を少なくする為の努力をしなければならない
それが国を背負う者なら尚更…
「It is people and us to go for round,
but it is a citizen that receive the damage of the round straight.
I must not seem to be able to torment people.
If there are people, there can be us. It is the alliance of that purpose.
It is Oda a thing of Toyotomi power which will come sometime soon
(戦に出るのは民と俺らだが、戦の被害をモロに受けるのは民だ…
民を苦しめる様な事はあってはならねぇ。
俺らは民が居てこそ存在出来る。
その為の同盟だ。いずれ来るだろう織田・豊臣勢力に対してのな)」
その目は確かな意思の焔を宿しており
彼が独眼竜と言われて居るのが何故だか納得出来た
「How do you think of an alliance?(お前は同盟をどう思う?)」
凪は政宗の同盟に対する気持ちを聞いて
目を閉じ、よく考えた
よく考えてから
ゆっくりと瞼を上げ政宗をその瞳に写した
「……I come to this country,
and the day passes that much and I understand it how long Masamune values this country and do the understanding though there is not it.
When if thought is followed by making an alliance, I should pair with 甲斐…I think so.
Is I do it than I am sorry without doing it, and to regret cool?
(…この国に来てそんなに日は経って無いけど、政宗さん達がこの国をどれほど大切にしてるか分るし理解もしてます。
甲斐と同盟を組む事で想いが守られるなら私は組むべきだと…そう思います。
やらずに後悔するよりやって後悔する方が格好良いですよ?)」
昔だれかがそう言っていた
誰だったか忘れてしまったけれど
後悔には二種類あるって
やらずに後悔するのと、やって後悔するのとではその人にとって全然違う意味になると
他人が人の行動や考えをどうこう言ったって最後に決めるのは所詮自分だ
選ぶ事には色んな葛藤があるだろう
それなら
恥じる様な事をしない生き方をしなさい
後悔をするなら
全力で頑張ってから後悔しなさい
そう言ったのは今は忘れてしまった誰かだった
「やるべき事を分って居るのに、私に聴くなんてダメですよ。自分が決めたならちゃんと従わなきゃ」
そう言うと凪は微笑んだ
彼女は時折年には似合わない顔を見せる
幼かったりする顔は誰にだってする事は出来る
だがこの一瞬大人びた顔は出来る事はそうそう出来はしない
時折発する言葉も
重みのある言葉の時がある
政宗は地図を懐にしまい込むと立ち上がり、障子を開け外の風景を見て凪を見ずに言った
「格好良い、か。Ha!お前はやっぱり良いwomanだな」
「当たり前の事言っただけです。真田さん達いつ来るんですか?」
「明日だ」
「あ、じゃあ佐助さんも来るんですよね」
「多分な。masterが来るんだ。ついて来るだろうよ…。というか何で猿飛の事を聞く」
「忍ってまじまじ見た事無いんで、今度は隅から隅までみたいなぁなんて思ってるだけです」
政宗はハァ!?と思った
この少女は確かに重みのある事を言うが、時折こう言った訳の分からない耳を疑いたくなるような事も言う
「忍びならうちにもいるぜ」
「居たって姿みせないじゃないですか…。私この城に来てから伊達の忍見た事無いですよ」
それはそうだ
忍びは隠密の仕事が主な為そうそう現れはしない
現れたとしても姿は無く声のみが普通だ
むしろ他国の人間の前に姿を現す忍びの方が珍しい
それはきっと自分の力に自信があるからなのだろうが…
「忍びってのは元々諜報役だ。戦前や普段は他国に潜り諜報活動をする。顔がバレたら諜報に支障が出るだろーが」
だから猿飛や越後の忍びは特殊な方だぜ
「成程」
越後の忍びはかすがという忍びだったか
あのギリギリセクシーな服装も機会があったら見れるのだろうか
そう考える
「おーい梵!入っていいか―?」
「入れ」
政宗の許可が出たと同時に襖が開く
成実は、普段の着流しを着ていた
表情は何故か困った顔をしていてよく見ると額に汗が浮かんでいる
「あのさ―。既に甲斐の奴一人到着しちゃってんだけど」
「Huh!?到着は明日だろうが!どいつだ!!」
成実は一呼吸おいてその人物が誰かを言った
その言葉を聞いて
政宗と凪は顔を見合わせた後同時に声を発した
「ハァ!!??」
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