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成実さんがいない間、何故か四国に預けられる事になりました。
■■■■■■■■■
キラキラと海は、陽の光を反射している
その中を一つの帆船が走行していた
帆船には伊達の印
船首には、涼しげなお手製(政宗の乳母兼小十郎の姉が作った)着物を着た凪が楽しそうに居た
着物と言っても、下はスカートっぽく仕上げてもらった洋服に近いものだ
スカートの裾が風に乗りバサバサと靡く
「海、海・海・海ぃッ!」
「クスクス…。凪様、海がそんなに好きですか?」
隣りに立って綱元は広く果てしない海を見た
「だって帆船なんて乗った事ないんですもん!」
「そうなんですか。うちの船は、まぁ…長曽我部殿の船には見劣りこそしますがそこそこ良い船ですしね」
磯の薫りが何処に行ってもする
それだけで凪の心はルンルンだった
「今回の四国訪問って、表向きは貿易品を届ける為のやつですよね?」
「えぇ。まぁその裏側は、凪様も知って居る内容ですけど」
そう
四国訪問の表向きな理由は交易品の交換
裏の理由は、凪を暫く預かる事、だった
「殿や成実殿にも考えがあって、貴方を四国に送るのでしょう。何より長曽我部殿は貴方を気に入ってますし」
凪が気に入られて、というのは誤解だと思う
元親が気に入っているのは大方、あちらの世界の話だ
未知なる世界
まぁ、凪を気に入っていると言うのも、あながち間違っては居ないだろうが…
「あ、見えましたよ。長曽我部殿の帆船!」
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キラキラと海は、陽の光を反射している
その中を一つの帆船が走行していた
帆船には伊達の印
船首には、涼しげなお手製(政宗の乳母兼小十郎の姉が作った)着物を着た凪が楽しそうに居た
着物と言っても、下はスカートっぽく仕上げてもらった洋服に近いものだ
スカートの裾が風に乗りバサバサと靡く
「海、海・海・海ぃッ!」
「クスクス…。凪様、海がそんなに好きですか?」
隣りに立って綱元は広く果てしない海を見た
「だって帆船なんて乗った事ないんですもん!」
「そうなんですか。うちの船は、まぁ…長曽我部殿の船には見劣りこそしますがそこそこ良い船ですしね」
磯の薫りが何処に行ってもする
それだけで凪の心はルンルンだった
「今回の四国訪問って、表向きは貿易品を届ける為のやつですよね?」
「えぇ。まぁその裏側は、凪様も知って居る内容ですけど」
そう
四国訪問の表向きな理由は交易品の交換
裏の理由は、凪を暫く預かる事、だった
「殿や成実殿にも考えがあって、貴方を四国に送るのでしょう。何より長曽我部殿は貴方を気に入ってますし」
凪が気に入られて、というのは誤解だと思う
元親が気に入っているのは大方、あちらの世界の話だ
未知なる世界
まぁ、凪を気に入っていると言うのも、あながち間違っては居ないだろうが…
「あ、見えましたよ。長曽我部殿の帆船!」