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あなたの名前
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無事に犬を飼える事になった凪
政宗と成実と部屋に戻り、犬の名前を考え始めた
「いっそ、太郎とかで良いんじゃね?」
「きちんとつけたいので却下です成実さん」
犬を抱き上げると、凪は何にしようかーと犬に話しかけていた
「名前をつける前に、そいつはFemaleなのか?それともMaleか?まずそこだろう」
ん~、と犬の手足を広げる
嫌がる事もしない犬
じぃっと犬のあるか所を見る
「おいおい、じっと見るもんじゃねぇだろ。で?どっちなんだよ」
成実はじぃっと見つめられている犬が何だか哀れに見えた
「…アレがついてますから男の子ですね。そっかーじゃあ君には男の子の名前つけなきゃだね~。なにがいいかな」
「んなの適当につけりゃあ良いだろ。」
政宗は犬を凪から奪うと、独眼でじぃっと見、それから何か閃いたように二人の方へ顔を向けた
「犬衛門」
「なんですか、そのドラ●もんみたいな名前。却下です却下」
「たぬきみたいな顔してるしたぬきちとかどうだ?」
「あつ〇のキャラクター名前も却下です」
「その前にドラえ〇んとかあつ〇とかなんなんだそれ…」
それから幾つか政宗、成実は名前を提示するが凪は気に入らず、とうとう夕方になってしまった
いつまでたっても決まらず、政宗はイライラしている
「shit!あーだ、こーだ言ってたらいつまでも決まらねぇじゃねぇか!!風景とか季節に関連する名前つけたらどうだ」
決まらない痺れからか口調も荒々しい
しかしそんな政宗の言葉に凪は何かを思い付いた様にその瞼を閉じ、何かを考えゆっくり瞼をあげた
そしてゆっくり口から言葉を紡ぐ
「…北斗」
わんっ!
「随分面白い名前だな」
「星座の名前です。星には、何があっても動かない星があってその近くに北斗七星っていう星があって…うん、君の名前は、北斗だよ」
よしよし、と頭を撫でてやると犬は鳴いた
「北斗」
そう呟く凪は、何か懐かしげに北斗を撫でていた
26thコンタクト
北斗は星座の名前だけじゃないんです。成実さん、政宗さん。
→あとがき