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妬きもちを妬いて

ルック「良いよ。君のその御願い、訊いてあげるよ」


ティア「…え…?」



思わず聞き返す。
見上げると、どこか嬉しそうに笑うルックが。



ルック「だから。君の言う通りにするって言ってんの」

ティア「そ、そんなっ…。だって…ぁのっ…」


吃るティア。


ルック「何?」


先を促せすルックは、落ち着いている。



ティア「…それは…、ルックの自由…だからっ。誰と居ようと、僕が口出しする権利はないしっ」


ルック「権利ならある。君は僕の恋人だよ?嫌なものは嫌って言えば良いんだよ。それに、僕は他人と居るより、君と2人っきりで過ごしたいんだよ」


ティア「る…っく…」


ルック「ティアになら独占されたいね。それでもって、君を独占したい…」


ティア「……っ///」



甘く…、熱く、蕩ける様なテノールで耳元で囁かれれば、どんどん熱が上昇してゆく…。

高鳴り続ける心臓が、はち切れるんじゃないかと思わせる……。



ティアは硬直し、ルックのされるがまま――……。



ルック「酒を呑むのはまた次の機会にしようか――今夜は僕の部屋に直行ね…」

ティア「ルック…///」



羞恥と期待に潤んだ瞳――。

ティアは、ルックの服を握り締めた。



それを合図に、ルックの移転魔法で2人はそこから消えたのだった……。





甘い甘い…夜は、長く。

そして、恋人達は心身共に深く繋がり続けるのだった――………。





end。
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