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腐れ縁

あれから少し時間が経った時、ルックはふとある事を思い出しシーナを見る。



シーナ「ん?」


それに気付いたシーナは、穏やかな表情をルックに向けた。


ルック「やけに時間掛かってたみたいだけど…」


シーナ「……ああ。まあ…ちょっと野暮用」


たったその言葉だけで、話の意図を知ったシーナはそう返した。


ルック「余程大事な野暮用だったみたいだね。ちゃんと済ませたのかい?」


シーナ「メッチャ大事vVちゃんと済ましたからココに居んだよ」


ルック「ふぅん…。抜りはないって事だね。流石だね…」


妙に感心しているルックの表情には、不敵の笑みが貼り付き、シーナを見据える。

シーナも口端しを吊り上げ、怪しく笑う――。



それからまたどちらともなく各々の過ごし方をするのだった――。



このルックとシーナの会話は、ティアは勿論知らない…………。




何かと腐れ縁の3人の中の、2人だけにしか通じない会話――。







……end。
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